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NAS共有向けバックアップセットの構成

Phoenix Editions: File:/tick.png Business File:/cross.png Enterprise File:/tick.png Elite

バックアップセットの構成は以下のように行います。

  • PhoenixがNAS共有データをバックアップするストレージを割り当てます。
  • バックアップするファイルとフォルダーの種類を指定します。
  • バックアップポリシーを割り当てます。
  • NASプロキシを割り当てます。 

Phoenix管理コンソールにNAS共有が追加済みの場合にこの手順を実行できます。

NAS共有にバックアップセットを構成するには以下を行います。

  1. Phoenix管理コンソールにログインします。
  2. メニューバーで All Organizations をクリックし、ドロップダウンリストからNASデバイスが登録された組織を選択します。
  3. メニューバーで NAS をクリックします。 
  4. NAS共有を含むNASデバイスをクリックします。 Shares および NAS proxies タブとともにサーバーページが表示されます。 
  5. バックアップセットを構成したいNAS共有を選択します。
  6. Create a Backup Set をクリックします。Add New Backup Set ウインドウが表示されます。

    AddNewBackupSetWindow.png
     
  7. Storage & Backup Content タブで以下の表に示される情報を入力し、 Next をクリックします。
    フィールド  説明
    Storage NAS共有からバックアップされたデータを格納するPhoenixストレージをリストから選択します。Phoenixはリストア時に同じストレージを使用します。バックアップセットに設定したストレージは後から変更することはできません。
    All folders Exclude file types 内に加えられたものを除いて、NAS共有からすべてのファイルとフォルダーをバックアップするよう有効化する場合に選択します。

    Specific folders

     

    1. 特定のファイルやフォルダーのバックアップを有効化する場合に選択します。
    2. バックアップするフォルダーの相対パスを入力し、Add をクリックします。この方法で複数のフォルダーパスを追加できます。 

    重要: フォルダーパスでは、SMB共有にはバックスラッシュ (\) を、NFS共有にはスラッシュ (/) を使用します。したがってSMB共有の相対フォルダーパスは custname\custid\zip のようになり、NFS共有の場合は custname/custid/zip のように表示されます。

    相対パスの詳細については次の例を参照してください。

    例: 共有名が EC_Account でフォルダーが custname\custid\zip であるとします。

    • zip フォルダーのみをバックアップするには、相対パスを custname\custid\zip と入力します。 EC_Account\custname\custid\zip や zip のようにはしません。
    • custid フォルダーをバックアップするには、相対パスを custname\custid と入力します。

    Exclude file types

    NAS共有バックアップから除外するファイルやフォルダーを追加します。

    デフォルトでは、Phoenixは動画ファイル、音楽ファイル、実行ファイル、画像ファイルを除外します。また、デフォルトでバックアップから特定のサブフォルダー群を除外します。 

    • 他のファイル種別を除外するには、More file extensions to exclude にファイル拡張子をカンマで区切って入力します。
    • 特定のサブフォルダーを除外するには、Exclude subfolders にサブフォルダーパスを入力します。

    Include file types

    NAS共有バックアップに包含するファイルやフォルダーを追加します。

    デフォルトでは、PhoenixはOfficeファイル、PDFファイル、HTMLファイルをバックアップに含めます。

    他のファイル種別を包含するには、More file extensions to include にファイル拡張子をカンマで区切って入力します。 

    Exclude subfolders

    バックアップから除外するフォルダーの相対パスを入力し、Add をクリックします。

    パスは下のリストに追加されます。このフィールドには、デフォルトでバックアップから除外されたフォルダーのリストも含まれます。これらは主にシステムフォルダーを含みます。 

    除外フィルター使用の詳細については次の例を参照してください。 

    例: 共有名が EC_Account でフォルダーが custname\custid\zip であるとします。

    共有名が EC_Account のバックアップから custid フォルダーを除外するには、custname/custid としてパスを入力します。単に custid とはしません。さらに、バックアップ対象に custname を設定した場合、Phoenixは custname とそのサブフォルダーをバックアップしますが、 custid は除外します。

  8. リストから適切な Backup policy を割り当て、Next をクリックします。Backup Policy タブには、バックアップセットに割り当てるバックアップポリシーの詳細が表示されます。 

    BackupSetBackupPolicyWindow.png

    Create New Backup Policy を使用して、新規バックアップポリシーを作成して割り当てることもできます。バックアップポリシーの作成については、 NAS共有向けバックアップポリシーの管理 を参照してください。
  9. NAS共有からのバックアップおよびリストアを処理するNASプロキシを割り当てます。 
    Phoenix はバックアップを行う共有種別 (SMBまたはNFS) に応じてNASプロキシを表示します。 

    MapNASProxy.png
    適切にNASプロキシを構成せずNAS共有がマッピングされないと、このタブは空白で表示されます。 
  10. Finish をクリックします。
    これによりPhoenix管理コンソールでのNAS共有の追加と構成が完了します。
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