メインコンテンツまでスキップ
Dummy text to avoid mindtouch from removing the blank div

Druva

ディザスタリカバリのフェイルバックについて

ミッションクリティカルなビジネスを不可避な災害時でも常時保護されるようにする一つの方法として、優れた災害復旧システムを構築することが挙げられます。プライマリの基盤に障害が発生した場合に備え、データの安全性を考慮した十分に計画されたフェイルバックメカニズムを構築できます。Phoenix DRaaSの高度な機能を使用すると、AWSアカウントでEC2インスタンスをリカバリできるだけでなく、EC2インスタンスを自社の仮想化基盤に復元し、IT運用を数時間ですばやく再開することができます。またPhoenix DRaaSは、マネージドDRサイト、オンサイトハードウェア、および大規模な管理やメンテナンスの必要性も減らします。どのように機能するか詳細を見ていきましょう。

Phoenix DRaaSは災害に対処するため、フェイルオーバー中にEBSスナップショットからAWS EC2インスタンスを起動します。AWSアカウント上の仮想マシンは、DRプランで指定された構成とフェイルオーバー設定に従って復元されます。Phoenix DRaaSにより災害対応が行われると、1回のクリックでデータ損失なしに自社の仮想化基盤上の別の場所にEC2インスタンスをフェイルバックできます。 

フェイルバックのワークフロー

vCenterデータセンター上の仮想マシンはPhoenixクラウドにバックアップされます。バックアップスケジュールに従って作成された仮想マシンイメージは、AWSのEBSボリュームに変換されます。EBSスナップショットは、フェイルオーバー中にAWS EC2インスタンスを即座に起動できるように、お客様のAWSアカウント(VPC)内に用意されます。

フェイルバックを起動すると、バックアッププロキシは仮想化基盤上にターゲット仮想マシンを作成します。その後、仮想マシンはフェイルオーバーしたEC2インスタンスに接続し、仮想マシンにデータがコピーされます。その後、Phoenixは仮想マシンを起動し、ターゲットインスタンスを起動します。新しい仮想マシンで運用を再開するには、既存のバックアップポリシーを使って当該仮想マシンを構成する必要があります。 

 

DR_failback.jpg

DRaaSフェイルバックの考慮事項

フェイルバック操作をトリガーする前に、次を確認してください。

  • バージョン4.8.6以降のPhoenix AWSプロキシと、バージョン4.8.6以降のバックアッププロキシをデプロイする必要があります。
  • EC2インスタンスのフェイルオーバーに成功すると、そのインスタンスは実行 (running) 状態になります。
  • フェイルバックプロセス中にアプリケーションの更新が失われないように、フェイルバックするEC2インスタンス上で実行されているすべてのアプリケーションサービスを停止する必要があります。
  • この記事は役に立ちましたか?