Phoenix AWSプロキシ設定の簡易手順
Phoenixエディション: Business
Enterprise (オプション)
Elite
Phoenix AWSプロキシは、Phoenixサービスを実行する EC2 (Elastic Compute Cloud) インスタンスです。Phoenix CloudからAWSアカウントへデータコピーを管理し、DRプランで指定された間隔でDRコピーを作成します。Phoenix AWSプロキシはAWSアカウントで実行されます。Phoenix AWSプロキシは、仮想マシンのバックアップが存在するAWSリージョンで動作します。EC2インスタンスは、ディザスタリカバリ時に同じリージョンで起動されます。
Phoenix AWSプロキシ設定の流れ
まず、Phoenix 管理コンソールでAWSストレージリージョンを選択し、AWS CloudFormationスタックを作成してAWSリソースを定義する必要があります。Phoenixは AWS CloudFormation を使用して、プロキシの手動デプロイ手順を自動化します。また、IAMポリシーとIAMロールの作成、IAMインスタンスプロファイル、セキュリティグループの作成、プロキシへのポリシー割り当て、プロキシの登録とアクティベーションを伴うプロキシのデプロイなど、プロキシのデプロイメントに関する事前準備も含まれます。
AWS CloudFormationは、ディザスタリカバリ用のインフラストラクチャをデプロイするために必要なすべてのAWSリソースを定義するシンプルなJSONベースのテンプレートと、リソースを作成および管理するためのスタックを提供します。詳細については、AWS CloudFormationの概念を参照してください。
次の図に、Phoenix AWSプロキシの設定手順と、設定を実行するポータル画面を示します。
Phoenix AWSプロキシを設定する手順
- 手順1:AWSストレージリージョンを選択
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ディザスタリカバリ向けにPhoenix AWSプロキシをデプロイするAWSストレージリージョンをPhoenix管理コンソールで選択します。
- 手順2:[ Create CloudFormation Stack ] ボタンをクリック
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[ Register AWS Phoenix Proxy ] ページの [ Create CloudFormation Stack ] ボタンをクリックして、AWSリソースを設定します。AWSアカウントにリダイレクトされます。
- 手順3:AWSアカウントにログイン
- AWSアカウントにログインして、AWS CloudFormationスタックパラメーターを定義します。
- 手順4:AWS CloudFormationスタックを作成
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- Phoenix設定パラメーターの定義
InfraAndProxyDeploymentやProxyDeploymentなどのデプロイメント テンプレート オプションのいずれかを選択して、AWSアカウントにIAMポリシー、ロール、プロキシインスタンスをデプロイします。 - ネットワーク構成パラメーターの定義
AWSアカウント固有のVPCとサブネットを選択して、Phoenix AWSプロキシを起動します。 - AWS EC2構成パラメーターの定義
AWSプロキシインスタンスのタイプとEC2キーペアを選択して、プロキシインスタンスへのSSHアクセスを有効にします。サブネットの設定に応じて、パブリックIPの自動割り当てオプションとしてtrueまたはfalseを選択します。 - スタックの確認と作成
選択したパラメーターを検証し、[ Create ] をクリックしてスタックを作成します。
- Phoenix設定パラメーターの定義
- 手順5:デプロイされたプロキシを表示
- Phoenix管理コンソールで組織 (Organization) を選択し、[ Disaster Recovery ] > [ Phoenix AWS Proxies ] タブをクリックし、[ Phoenix AWS Proxies ] タブでデプロイされたプロキシを表示します。