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Druva

Phoenix ディザスタリカバリの流れと構成要素

Phoenix DRaaSの構成要素

VMware環境に災害が発生した場合、次のPhoenix DRaaSコンポーネントは仮想マシンのフェイルオーバーを一貫して行い、数分で実環境上で起動します。 

  • 顧客データセンター:  Phoenixに登録されたVMwareの設定で構成されています。セットアップには、vCenter ServerまたはスタンドアロンのESXiサーバーが含まれます。バックアップポリシーと保持ポリシーを仮想マシンに関連付けることによって、VMwareセットアップで仮想マシンを構成してバックアップすることができます。バックアップポリシーで定義されたバックアップスケジュールに基づいて、データはAWSのPhoenix Cloudに定期的にバックアップされます。
  • 顧客 AWSアカウント:  Phoenix DRaaSのセカンダリサイトとして機能するAWSのアカウント。
  • Phoenix AWSプロキシ:Phoenixサービスを実行するAWSアカウント上のEC2インスタンス。Phoenix AWSプロキシはPhoenixストレージからAWSアカウントにデータを複製し、ディザスタリカバリ(DR)プランで指定された頻度でAMIコピーを作成します。
  • ディザスタリカバリ (DR) プラン:DR プランは災害復旧用に構成された仮想マシン、災害復旧に使用されるAWSアカウント、AMIの更新頻度、VPC、サブネット、セキュリティグループ、IPアドレス、インスタンス種別などのインスタンス関連のフェイルオーバー設定が含まれます。災害発生時にワンクリックでフェイルオーバーするために、これらの設定をDRプランで事前設定します。 フェイルオーバーでは、最新のAMIとフェイルオーバー設定をもとにAWSアカウント上でEC2インスタンスが起動されます。Phoenix Disaster Recovery Failoverの詳細については、「Disaster Recovery Failover」を参照してください

Phoenix AWSプロキシ4.8.0以降のPhoenix DRaaSワークフロー

Phoenix DRaaSにおいて、Phoenix AWSプロキシは以下を行います:

  • Phoenix クラウドから仮想マシンのバックアップデータを読み取り
  • 仮想マシンをEBSボリュームに複製
  • AWSアカウントにDRコピーと呼ばれるEBSボリュームのEBSスナップショットを作成
  • EBSボリュームを削除

Phoenix AWSプロキシは、初めてDRコピーを作成するときに仮想マシン全体を複製します。その後、DRプランで指定された複製頻度に従ってDRコピーを増分更新します。このDRコピーはAWSアカウントに存在するコピーを置き換えます。Phoenix AWSプロキシは、仮想マシンの最新DRコピーのみを維持します。フェイルオーバー時に、Phoenix AWSプロキシは次のことを行います。

  • 使用可能なDRコピ​​ーをEBSボリュームに変換
  • このEBSボリュームにEC2インスタンスの起動に必要なドライバーを追加
  • EC2インスタンスを起動し、数分で本番環境にスピンアップ (起動)

フェイルオーバー時にAWSアカウントへの復元が行われた後、EC2インスタンスをフェイルバック(フェイルオーバー)することで、ワンクリックで数時間で自社の仮想環境に仮想マシンを復元できます。

次の図に、Phoenix DRaaSワークフローを示します。

DR Failback Workflow.png

:Phoenix AWSプロキシバージョン4.8.0以降では、Phoenix AWSプロキシバージョン4.7.6以前を使用して作成されるアカウント上に保存される仮想マシンに関して、AMIは使用されなくなりました。AWSアカウントにバージョン4.8.0以降の新しいPhoenix AWSプロキシをデプロイすると、バックアップデータはAWSアカウント上のAMIコピーではなく、DRコピーとして保持されます。Phoenix AWSプロキシをバージョン4.7.6以前からバージョン4.8.0以降に自動アップグレードすることはできません。Phoenix AWSプロキシをアップグレードするには、AWSアカウントに最新バージョンをデプロイする必要があります。詳細については、「Phoenix AWSプロキシの起動」  およびPhoenix AWSプロキシの登録」を参照してくださいPhoenix AWSプロキシの最新バージョンの詳細については、Druvaダウンロードページを参照してください。 

Phoenix AWSプロキシバージョン4.7.6以前のPhoenix DRaaSワークフロー

Phoenix DRaaSを使用すると、仮想マシンのバックアップに従ってAmazon Machine Image(AMI)コピーが作成され、AWSアカウント上で保持されます。災害時にはAMIからEC2インスタンスを起動し、数分で商用稼働に切り替えることができます。Phoenixは定義されたスケジュールに従って、最新の仮想マシンバックアップでAMIコピーを更新します。次の図に、Phoenix DRaaSワークフローを示します。

Disaster Recovery workflow.png

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