保存ポリシーの管理
Phoenix Editions: Business
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概要
保存ポリシーではストレージ内にバックアップされたスナップショットを保存するルールが定義されます。保存ポリシーを使用して、過去のスナップショットを保持する期間を定義します。
保存ポリシーを使用する主な目的は、重要度と必要となる頻度に応じて将来のアクセスのために重要なデータを保存することです。また、保存ポリシーは不要になったスナップショットをストレージから定期的に削除し、ストレージの使用率とコストを削減します。
保存ポリシーではデータの価値だけでなく、法的要件も考慮する必要があります。そのため、さまざまな種類のデータが異なる期間で保持されることになります。たとえば、銀行における顧客の財務記録と設備在庫記録の保持期間は異なります。
保存ポリシーを定義する際に考慮すべき主な要因は以下です。
- 法的要件
- ストレージコスト
- データの種類
保存ポリシーの追加
- Phoenix管理コンソールにログインします。
- メニューバーで All Organizations をクリックし、ドロップダウンリストから組織を選択します。
- メニューバーで Manage > Retention Policies をクリックします。
- Manage Retention Policies ページで、Add Retention Policy をクリックします。
- Add Retention Policy ページで、以下の情報を入力します。
フィールド 説明 Policy Name 保存ポリシーの名前です。 Keep all snapshots for すべてのスナップショットを保持する期間です。
Keep weekly revisions for 週次スナップショットを保持する期間です。
Keep monthly revisions for 月次スナップショットを保持する期間です。
Keep yearly revisions for 年次スナップショットを保持する期間です。 - Save をクリックします。
保存ポリシー情報の変更
クラウド管理者またはグループ管理者である場合、既存の保存ポリシーを変更することができます。保存ポリシーの変更時、Phoenixが保持する日次、週次、月次、年次のスナップショットの期間を指定することができます。
保存ポリシーを編集すると、保存ポリシーに行った変更は保存ポリシーを変更した後に作成されたスナップショットに適用されます。
保存ポリシーの変更手順
- Phoenix管理コンソールにログインします。
- メニューバーで All Organizations をクリックし、ドロップダウンリストから組織を選択します。
- メニューバーで Manage > Retention Policies をクリックします。
- 変更したい保存ポリシーをクリックします。
- Retention policy summaryページにてEditをクリックします。
- Edit Retention Policyページにて変更したいフィールドの値を入力します。
フィールドの説明については前項を参照してください。 - Updateをクリックします。
関連付けられたサーバーグループの表示
- Phoenix管理コンソールにログインします。
- メニューバーで All Organizations をクリックし、ドロップダウンリストから組織を選択します。
- メニューバーで Manage > Retention Policies をクリックします。
- Manage Retention Policies ページで、関連付けられたサーバーグループを表示したい保存ポリシーをクリックします。
保存ポリシーに関連付けられたサーバーグループリストは以下のように表示されます。
保存ポリシーの削除
- Phoenix管理コンソールにログインします。
- メニューバーで All Organizations をクリックし、ドロップダウンリストから組織を選択します。
- メニューバーで Manage > Retention Policies をクリックします。
- 削除したい保存ポリシーをクリックします。
- Remove Retention Policyをクリックします。
Note: サーバーグループに割り当てられた保存ポリシーは削除できません。削除する前に、サーバーグループの保存ポリシーが変更されていることを確認してください。