Teamsデータのバックアップ
概観
inSync クラウド管理者は、自動バックアップをスケジュールするか、手動のオンデマンドバックアップを実行できます。
チームのバックアップには、チームのメタデータと構成、チャネルのメタデータと構成のバックアップが含まれます。Teamsサイトのデータ/ファイル/フォルダーを含むTeamsデータ、電子メールメッセージと会話は、基盤となるアプリケーション(SharePoint Online)のスケジュールバックアップの一部としてバックアップされます。inSyncによってバックアップされたTeamsデータの詳細については、inSync for Teamsによってバックアップされるデータ参照してください。
はじめに
Office 365アプリデータのバックアップ操作を開始する前に、次のことを確認してください。
- Office 365アプリのサポートマトリックスとinSyncでサポートされるタスクを確認します。はじめにを参照してください。
- チームに必要なinSync構成を完了したこと。詳細については、Teamsデータ保護向けにinSyncを構成を参照してください。
チームチャネルでファイルをバックアップするには、Sharepointの自動検出とストレージ設定の自動割り当てを有効にする必要があります。
チームの自動検出をスケジュールし、バックアップを構成する
チームの構成中に、チームの自動検出とバックアップをスケジュールできます。詳細については、Teamsデータ保護向けにinSyncを構成を参照してください。
Teamsデータのオンデマンドまたは手動バックアップ
inSync クラウド管理者は、必要に応じて以下のスケジュール外バックアップを開始できます。
<重要> バックアップ手法の選択に関係なく、バックアップを開始するとTeams全体に対してバックアップが起動されます。
[ Summary ]、[ Backups ]、[ Activity Stream ] タブを使用して特定のチームに対して手動バックアップを開始するには、以下の手順を実行します。
- inSync管理コンソールのメニューバーで、 Data Sources > Cloud Appsをクリックします。[ Manage Cloud Apps ] ページが表示されます。
- [ Manage Cloud Apps ] ページで、[ Office 365 ] > [ Teams ] をクリックします。検出されたすべてのチームを一覧表示するページが表示されます。デフォルトでは、検出されたすべてのチームのステータスは [ Not Configured ] に設定されています。ストレージを割り当てて、検出されたチームをバックアップ対象に構成します。
- チームのバックアップを開始するには、チーム名をクリックし、[ Backup Now ] をクリックします。バックアップが正常に開始されると、確認メッセージが表示されます。
注:Microsoftの制限により、プライベートチャネルのファイルとWikiのバックアップデータは表示されません。
以下のスクリーンショットで、標準チャネル向けに表示されたバックアップされたファイル、Wiki、会話データの例を見てみましょう。
選択したチーム設定 (Team Settings)(メタデータ)スナップショットとそのチャネル (FilesとWiki) スナップショットの日付とタイムスタンプの不一致を確認します。
例:スクリーンショットに表示されているように、Test_New_Teamの場合、Team Settings スナップショットには2020年2月10日15:46と表示され、Test_New_Team channel (FilesとWiki) は2020年2月9日14:51と表示されています。
日付とタイムスタンプの不一致は、Microsoft Teamsのアーキテクチャに従ってチームのバックアップを開始すると、これらのFilesとWikiデータが存在するSharePointサイトに対してバックアップが起動するためです。FilesとWikiの日付とタイムスタンプは、SharePointサイトの最終バックアップが開始されたときの最新スナップショットのものです。
<重要> ステータスが「"Never Backed Up for Teams" チャネルデータ」 (チームのチャネルデータを未バックアップ) と表示されている場合、チーム設定のバックアップは完了していますが、その中のチャネルデータ(ファイル、Wiki、会話)のバックアップが進行中ということを表します。SharePointのバックアップが正常に完了したら、チャネル(ファイルとWiki)でバックアップされたスナップショットまたは復元ポイントを表示するために、チームの次のバックアップを開始する必要がある場合があります。
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