SharePoint Onlineデータの復元
概観
データを復元することで、将来の参考にしたりビジネス継続性のためにデータを利用したりすることができ、誤って削除したり悪意のある振る舞いが発生した場合にデータを取得することもできます。
inSyncクラウド管理者は、inSync管理コンソールを使用して以下の場所にSharePoint Onlineデータを復元できます。
- In-place Restore: バックアップされたのと同じサイトコレクションにデータを復元
- Restore as a Copy: 同じサイトコレクション内に新規サブサイトが作成され、この新しいサブサイトにデータを復元
<重要> Microsoft APIの制限により、すべてのチームサイト(Office 365グループ、Teams Web Appの非表示サイト)はコピーとして復元される場合、クラシックテンプレートで復元されます。
手順
- inSync管理コンソールのメニューバーで、Data Sources > Cloud Appsをクリックします。
- [ Manage Cloud Apps ] ページで [ Office 365 ] をクリックし [ SharePoint ] をクリックします。検出されたすべてのサイトを一覧表示するページが表示されます。
- 復元するサイト名をクリックします。バックアップが有効になっているサイトを選択すると、サイトページが表示されます。
- 右側のペインで [ Backup ] タブをクリックします。表示されているすべてのバックアップサイトコレクションから、復元するサイトとサブサイトをブラウズして選択します。または、上部にあるSearch Site Collectionを使用してバックアップされたSharePoint Onlineサイトとサブサイトのファイルを検索することもできます。
- Search Site Collectionを使用するには、検索するファイルの名前をボックスに入力します。
- 次のフィルターを使用して、検索条件を絞り込みます。
- File Extensions - ドキュメントのファイル種別を選択します。
- Modified between / Time Modified - 時間の範囲を選択して、特定の時間内に変更されたファイルの一覧を取得します。
- Owner - ファイルの所有者の名前を入力します。
- [ Search ] をクリックします。検索条件に一致するファイルの一覧が表示されます。
- 目的のファイルを選択します。
- スナップショット選択肢からデータを復元するスナップショットを選択します。
<重要>
- SharePoint Onlineサイト、サブサイト、リスト、ドキュメントライブラリの名前に「/」(スラッシュ)文字が含まれている場合、スナップショットには「/」(スラッシュ)ではなく「_」(アンダースコア)文字が表示されます。
- 組織でEnterprise Search機能が有効になっている場合、さまざまなメタデータ属性を使用するか、特定のバックアップサイトとサブサイトの名前を入力することにより、検索結果をフィルタリングできます。詳細については、「復元するバックアップデータの検索」を参照してください。
- [ Restore ] をクリックします。[ Restore ] ウィンドウが表示されます。
- SharePointの復元オプションを選択します。
- In-place Restore: サイトコレクションに存在する既存のデータを、復元用に選択されたデータで置き換えて上書きします。
- Restore as a Copy:ルートレベルで新しいサイトが作成され、データがこのサイトに復元されます。
- [ OK ] をクリックします。
<参考> 削除したサイトコレクションを復元する場合は、削除したサイトコレクションと同じURLで新しいサイトコレクションを作成てください。新しく作成されたサイトコレクションに削除されたサイトのデータを復元します。
注: 次の場合、No Content Backed up yetというメッセージが表示されます。
- 選択したサイトコレクションのバックアップが有効になっているが、そのサイトコレクションのバックアップが開始されていない場合
- 選択したサイトコレクションの初回バックアップが失敗した場合