メインコンテンツまでスキップ
Dummy text to avoid mindtouch from removing the blank div

Druva

CSVファイルを使用したデータの復元

概要

Salesforce組織の特定レコードを復元したい場合、CSVベースの復元が選択肢となります。レコードIDを含むCSVを使用して、特定レコードをinSyncに登録済みの組織に復元できます。このオプションでは組織をまたがる復元を実行し、テストやトレーニングの目的で作成された組織にデータを入力できるため効果的です。 

inSync app for SalesforceはCSVのレコードIDを分析し、リストから有効なレコードのみを復元します。アプリのリンクより、CSV内で無効なレコードIDの一覧をダウンロードすることもできます。

組織をまたがる復元では、以下が行えます。

  • inSync管理コンソールに登録されている別の組織にデータを復元します。
  • データを読み取り専用(サンドボックス)組織に復元します。この組織は、開発、テスト、またはトレーニングの目的で使用される場合があります。
  • 5レベルまでの子レコードを復元します。

 

CSVガイドライン

正常に復元するには、CSVが次のガイドラインに準拠している必要があります。inSync app for Salesforceの [ Restore ] タブからサンプルCSVをダウンロードすることもできます。

  • レコード数は15,000が上限です
  • オブジェクト名とそのレコードIDは、サンプルCSVで指定されているように隣り合う列に置く必要があります。
  •  inSyncはCSVにリストされているレコードを上から下に検証および復元します。したがって、CSVに親レコードと子レコードの両方がある場合、親レコードIDは子レコードIDより上に置く必要がありますが、順不同でよいです。
  • すべての子レコードを復元する場合、CSV内で子レコードIDを指定する必要はありません。Include deleted child records オプションを選択すると5つのレベルまで子レコードを復元することができます。
  • 各レコードIDは18文字でなければなりません。
  • Fileオブジェクト(ContentDocumentおよびContentDocumentLink)のレコードはCSVを使用して復元できません。代わりに、スナップショットによる復元 (Restore by Snapshot) または比較 (Compare) オプションを使用してください。この2つのオブジェクトのレコードは、CSVを使用して親レコードが復元されると自動的に復元されます。

サンプルCSVのダウンロード

  1. inSync app for Salesforceを起動し、RESTORE > BULKタブに移動します。
  2. Restore using CSV ] を選択します。
  3. Download Sample CSV リンクをクリックします。

    DnloadSampleCSV.png

Sample.csvファイルがダウンロードされます。このCSVファイルを復元するレコードIDで更新し、CSVによる復元を実行するときのために準備しておきます。

CSVファイルを使用したデータの復元

前提条件: 復元するオブジェクト名とそれぞれのレコードIDがCSVに含まれていること。

CSVファイルを使用してデータを復元するには以下を行います。

  1. inSync app for Salesforceを起動します。
  2. RESTORE タブを開き、 BULK タブに移動します。 
  3. Restore using CSV ] を選択し、[ Select Snapshot ] フィールドからデータを復元するスナップショットを指定します。
  4. Upload CSV File ] をクリックしてレコードIDを含むCSVをアップロードします。 
    inSync app for SalesforceはCSVを分析し、それぞれのオブジェクト名とともに復元対象としてマークされたレコードの一覧を表示します。

    CSVDownload.png
    さらに、次の情報もアプリに表示されます。
    • Records Uploaded - アップロードされたCSVに記載されたレコード(ID)の数です。
    • Records Marked for Restore - 復元対象として検証されたレコードの数です。 
    • Records not Found in Snapshot - 検証に失敗し、復元できないレコードの数です。inSyncはCSVのレコードIDと選択したスナップショットのレコードとを照合することにより、レコードを検証します。無効なレコードIDの一覧は、Download Missing Record List からダウンロードできます
    • Download Missing Record List - 復元できないレコードID一覧を含むCSVをダウンロードするためのリンクです。ChromeまたはFirefoxブラウザを使用してMissing Recordsリストをダウンロードします。Firefoxを使用する場合、Salesforceが推奨するブラウザの設定を更新してください。  
  5. Restore ] をクリックします。[ Restore Location ] ダイアログボックスが表示されます。[ Select an Organization ] フィールドにデータ復元が可能な接続済み組織の一覧が表示されます。デフォルトでは、選択したスナップショットの復元元組織が一覧の最初に表示されます。  

    CrossOrgRestore.png
     
  6. Select an Organization ] で、登録済み組織の1つを復元先として選択し、[ Next ] をクリックします
    Confirm Restoreダイアログが表示されます。
  7. [ Confirm Restore ] ダイアログボックスの情報を確認し、以下のフィールドの説明にしたがって適切なオプションを選択します。
    • Overwrite any existing data in destination organization (復元先組織の既存データを上書き)
      • inSyncは、復元先組織のレコードを上書きする前にレコードIDを照合します。
      • 一致するレコードIDがない場合、レコードは上書きまたは作成されません。
      • このオプションが選択されない場合、inSyncは組織に存在しないレコードの新しいエントリを作成しますが、既存のレコードはそのまま保持されます。 
        例:復元対象としてマークされたレコードA、B、Cについて、AおよびBが組織にすでに存在する場合、Cのみが新しいレコードとして復元されます。 
        A、B、Cは、簡単な説明のための値の例です。inSyncは18桁のレコードIDでレコードを識別します。 
    • Include deleted child records (削除された子レコードを含める):inSyncはスナップショットから子レコードを識別し、最大5レベルまで子レコードを復元します。削除された子レコードも復元されます。
    • Exclude deleted child records (削除された子レコードを除外):inSyncは子レコードを復元しません。ConfirmRestoreDialog.png
      Please ensure the following に表示されるポイントは、本手順の 組織間の復元を開始する前に のセクションですでに説明しています。
  8. 適切なオプションを選択し、[ Confirm Restore ] ダイアログボックスの情報を確認したら、[ Confirm ] をクリックします
    復元のステータスと進行状況が [ Dashboard ] タブの [ Recent Activity ] と [ Activity Stream ] タブに表示されます。
    復元の最後に、Restore Successful (復元成功) のステータスが表示されます。
 
  • この記事は役に立ちましたか?