Salesforce向けinSyncについて
概要
Salesforce とinSyncの連携により、Salesforceデータのバックアップ、リカバリ、保護が実現できます。連携を行うと、Salesforce管理者は統合データ保護プラットフォームにアクセスし、Salesforce UIからバックアップ、アーカイブ、管理、データ可用性の表示が行えます。さらに、inSyncとSalesforceの管理者はinSyncとSalesforceのUIを切り替えることなく、独立して作業が行えます。
SalesforceとinSyncの統合には、次の利点があります。
- オブジェクトレベルのバックアップとリカバリ
- タイムインデックス付きスナップショット
- サードパーティアプリケーションのカスタムオブジェクトを含む、Salesforceデータのオブジェクトレベルでの直接アクセスと可視化
- 一括ダウンロードとリストア
- レビュー、比較、リカバリのため詳細なデータの提供
- 完全なメタデータのバックアップと復元
- Salesforceメタデータの一括または選択的なダウンロードとリストア
- レビュー、比較、選択的ダウンロードとリストア向けのメタデータアイテム詳細ビュー
- Salesforce専用ダッシュボード
- 管理者がバックアップポリシーを管理するためSalesforce (Druva inSync App for Salesforce) 上に単一のタブを提供
- オブジェクトレベルのリカバリ
- 必要に応じたアラート設定
Druva inSyncは、Salesforceからバックアップされたデータを無制限で保持します。inSyncはSalesforceのバックアップに圧縮 (compaction) ポリシーを適用しないため、データはDruvaクラウドストレージ上に永続的に保持され、リストアとダウンロード時に使用できます。
サポート対象のCloud Appsエディションに記載されているように、inSyncクラウド管理者はinSync管理コンソールでバックアップを行うために複数のSalesforce組織 (Organization) を設定できます。Salesforce向けinSyncアプリは、Salesforce環境で構成されたOrganizationに対して自動的にインストールされます。Salesforce管理者はアプリメニューまたはアプリランチャーからinSync App for Salesforceにアクセスできます。
inSync App for Salesforceを使用すると、Salesforce管理者は次のことができます:
- Salesforceデータの手動バックアップ
- 選択的または一括でデータをリストア
- 選択的または一括でデータをダウンロード
- 別の組織にリストア(Organization間のリストア)
- CSVファイルを使用した特定レコードのリストア
inSync App for Salesforceの使用については、inSync app for Salesforceの使用を参照してください。
設定
inSyncを設定してSalesforceデータをバックアップするには以下を行います。
- inSync管理コンソールでSalesforce組織 (Organization) を登録します。
ここでは以下が行われます。- SalesforceデータにアクセスするためのInSync権限が与えられます。
- Salesforce環境でDruva inSync for Salesforceアプリがインストールされます。
- 登録済みのSalesforce組織を設定し、初回バックアップの準備を行います。
- Salesforceバックアップ失敗の通知を受け取るには、Salesforce Backup Failedアラートを設定して有効化します。詳細については、「アラート設定の構成」を参照してください。
- inSyncでSalesforce組織の登録および設定を行ったら、SalesforceのinSyncアプリを使用してSalesforceデータをバックアップ、リストア、ダウンロードができます。詳細については、「inSync app for Salesforce の使用」を参照してください。
注:システム管理者プロファイル (System Administrator profile) のSalesforce管理者のみ、Salesforce組織をバックアップ対象に設定することができます。