クラウドアプリの設定
概要
inSyncクラウド管理者は以下のクラウドアプリ設定を構成できます:
前提条件
- inSync に、ユーザーアカウントのアクセス設定を行うクラウドアプリが設定されている必要があります。
クラウドアプリ名 設定手順 Office 365 Google Apps Google AppsでinSyncを設定する方法 - Active Directory (AD) または LDAP マッピングがinSyncクラウドに設定されている必要があります。inSyncでAD/LDAP マッピングを設定するには、AD/LDAP マッピングの作成 を参照してください。
ユーザーアカウントのアクセス設定更新
デフォルトでは、inSyncはinSyncユーザーのメールアドレスを使用してユーザーをクラウドアプリアカウントにマッピングします。Active Directory(AD)またはLDAPをinSyncと統合してユーザー情報を管理している場合は、ユーザーのユーザープリンシパル名(UPN)を使用してユーザーを識別し、クラウドアプリアカウントに関連付けるようにinSyncを設定できます。
inSyncは、inSyncで構成されたAD / LDAPからユーザーアカウントを取得するように構成されたADマッピングを通じてUPN情報を取得します。次に、inSyncは自動的にユーザーの詳細を取得し、構成されたクラウドアプリアカウントでユーザーアカウントを識別します。
ユーザーアカウントのアクセス設定を構成できるのは、クラウド管理者のロールを持つinSync管理者のみです。
注:共有メールボックスをOffice 365バックアップ対象として設定するには、
- inSyncがOffice 365のユーザーアカウントにアクセスするためにinSyncメールIDを使用するように設定されていることを確認します。
- inSyncは共有メールボックスバックアップ向けとしてAD属性: ユーザープリンシパル名(UPN)をサポートしていません。
手順
ユーザーアカウントのアクセス設定を変更するには以下を行います。
- inSync 管理コンソールのメニューバーで Data Sources > Cloud Apps をクリックします。Manage Cloud App ページが表示されます。
- 設定したいクラウドアプリ名を選択し、 Settings をクリックします。
Cloud App Settings ダイアログボックスが表示されます。 - デフォルトでは、ユーザーアカウントへのアクセスにinSync Email ID が設定されています。inSync がユーザーアカウントへのアクセスにUser Principal Name (UPN) を使用するようにするには、 AD Attribute を選択します。
- OK をクリックします。
Office 365およびG Suiteのユーザーカスタムドメイン構成
Office 365やG Suiteなどのさまざまなクラウドアプリケーションに関連付けられたカスタムドメインが組織に存在する場合があります。inSync管理者は、Office 365およびG Suiteアプリを使用しているユーザーのinSyncユーザーIDをカスタムドメインにマッピングする必要があります。
<重要>
inSyncユーザーIDが組織によって構成されたクラウドアプリケーションのドメインIDと一致しない場合、そのクラウドアプリケーションサービスのバックアップはUSER NOT FOUNDのエラーで失敗します。
Office 365およびG Suiteのユーザーカスタムドメインを設定すると、管理者はinSyncがユーザーの詳細にアクセスできるようになります。
手順
- inSync 管理コンソールのメニューバーで Data Sources > Cloud Apps をクリックします。Manage Cloud App ページが表示されます。
- 設定したいクラウドアプリ名を選択し、 Settings をクリックします。
Cloud App Settings ダイアログボックスが表示されます。 - 選択したクラウドアプリのカスタムドメインを構成するには、[ User custom domain ] チェックボックスをオンにします。
- [ Specify domain ] フィールドに、一意の有効なカスタムドメイン名を入力します。このフィールドで指定されたカスタムドメインはinSyncユーザーの既存ドメインを置き換え、設定されたクラウドアプリケーションのユーザー情報へのアクセスに使用されます。
- OKをクリックします。