訴訟ホールドについて
inSync Cloud Editions: Elite Plus
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訴訟ホールドとは?
訴訟ホールドを使用すると、ユーザーのバックアップデータを保全し、データ削除を回避することができます。ユーザーを訴訟ホールド対象とすると、そのユーザーのバックアップデータはコンパクト化の対象外となります。inSyncはそのユーザーがバックアップしたすべてのデバイスのデータを削除しません。管理者はeDiscoveryツールを使用してユーザーデータを解析することができます。
ユーザーを訴訟ホールド配下に置くと、PCやモバイルなどエンドポイントやクラウドアプリのユーザーデータが保全されます。
以下に訴訟ホールドの関係者と影響についてまとめます。
関係者 | 影響 |
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組織 |
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inSync管理者 |
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法務管理者 |
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訴訟ホールド対象ユーザー |
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管理者ロールと権限
以下にクラウド管理者と法務管理者の役割と責任範囲についてまとめます。
操作 | クラウド管理者 | 法務管理者 (訴訟ホールドの作成と管理の権限のみ) | 法務管理者 (訴訟ホールドの閲覧権限のみ) | 法務管理者 (訴訟ホールドの削除権限のみ) |
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inSyncマスターへの法務管理者の追加 | ![]() |
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訴訟ホールドポリシーの作成 | ![]() |
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WebDAVを使用した訴訟ホールドデータへのアクセス | ![]() |
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訴訟ホールドの表示 | ![]() |
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訴訟ホールドポリシーの管理 | ![]() |
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法務管理者アカウントの管理 | ![]() |
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法務管理者への訴訟ホールドポリシーの割当 | ![]() |
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訴訟ホールドポリシーへのカストディアンの追加、編集 | ![]() |
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訴訟ホールドポリシーの削除 | ![]() |
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Note: While creating a legal administrator with View legal hold (訴訟ホールドの閲覧) 権限または Delete legal hold (訴訟ホールドの削除) 権限を持つ法務管理者を作成する場合、クラウド管理者は選択された訴訟ホールドにのみアクセスできるようにできます。そのため、そのような法務管理者によるアクセスは、選択された訴訟ホールドに限定されます。
訴訟ホールドの手順
以下に訴訟ホールドの手順についてまとめます。
Step | Activity | Description |
---|---|---|
1 | 法務管理者のロール作成 | inSync クラウド管理者は、訴訟ホールドへの操作やアクセスを制限するために異なるロールの法務管理者を作成できます。 |
2 | 法務管理者の作成 |
inSyncクラウド管理者はinSyncマスターに法務管理者を追加します。 法務管理者は、法務管理者ポータルのログイン情報とポータル詳細が記述されたメールを受信します。 |
3 | 訴訟ホールドへのアクセス |
inSyncクラウド管理者はinSyncマスター管理コンソールを使用して訴訟ホールドへアクセスできます。法務管理者は法務管理者ポータルを使用して訴訟ホールドへアクセスできます。 |
4 | 訴訟ホールドポリシーの作成 |
訴訟ホールドポリシーでは以下を設定します。
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5 | WebDAVを使用した訴訟ホールドデータへのアクセス |
inSyncは以下の方式をサポートします。
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6 | 訴訟ホールドポリシーの管理 |
既存の訴訟ホールドポリシーには以下の操作を実施できます。
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7 (オプション) |
法務管理者アカウントの管理 |
以下の操作を実施できます。
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訴訟ホールドのユーザーインターフェイスに関する詳細は 訴訟ホールドページを参照してください。
注意
- 法務管理者はユーザーのプライバシー設定に関係なくユーザーデータにアクセスできます。
- ガバナンスライセンスの期限切れ前にユーザーが訴訟ホールドから削除されなかった場合、それらユーザーは訴訟ホールド対象であり続けます。