データ暗号の有効化
inSync Cloud Editions: Elite Plus
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概要
管理者はWindows PCおよびAndroidデバイス上でデータを暗号化する設定をinSyncで使用することができます。
inSyncによるデータ暗号化について以下の点に注意してください。
- inSyncはWindows PC上でデータの暗号化と復号化を行うためにWindowsの機能であるEFS (Encryption File System) を使用します。EFSの動作方法詳細についてはHow EFS Works?を参照してください。
- inSyncはWindowsによって暗号化に使用されるEFSキーをバックアップしません。
- inSyncは設定されたバックアップフォルダ内のデータのみを暗号化します。inSync Shareフォルダ内のデータを暗号化したい場合は、Windows PC向けinSync Shareフォルダの暗号化を参照してください。
- Androidデバイス上のデータを暗号化するために、inSyncはAndroidが提供する組込みの暗号化手法を使用しています。
- inSyncはWindows PCやAndoridデバイスから暗号化された形式でデータをバックアップしません。データは平文形式に復号化され、そのあとバックアップされます。同様に、データは平文形式でデバイスに復号化され、そのあと再度暗号化されます。
- 暗号化はMac、Linux、Windows Phone、iOSデバイスではサポートされません。
Windows PC向けデータ暗号の有効化
Note:
- プロファイルによってWindows PC向けにデータ暗号を有効化することができます。個々のユーザーに対してこれを設定することはできません。
- 暗号化と復号化の処理はユーザーに対して透過的に行われるため、管理者はEFSに関する範例についてユーザーを教育する必要があります。推奨事項については暗号化ファイル システムの最善の使用方法を参照してください。
データ暗号を有効化するには以下を行います。
- inSyncマスター管理コンソールのメニューバーでProfilesをクリックします。
- 暗号を有効化したいプロファイルのリンクをクリックします。
- Devices タブ > Data Loss Prevention をクリックし、Edit をクリックします。Edit Device Backup Configuration ウインドウが表示されます。
- バックアップ対象に設定されたすべてのフォルダのデータを暗号化したい場合、EncryptリストにてAll Foldersをクリックします。
inSync管理者がバックアップ対象として設定したフォルダのデータを暗号化したい場合、EncryptリストにてAdmin Configured Foldersをクリックします。管理者が設定したフォルダのリストが表示され、暗号化したいフォルダを選択できます。 - Saveをクリックします。
Androidデバイス向けデータ暗号の有効化
はじめに
まずinSyncユーザーがinSyncモバイルアプリを使用してinSyncデータにアクセスできることを確認します。詳細についてはモバイルデバイスのバックアップ有効化を参照してください。
手順
inSyncユーザーのAndroidデバイスにおいてバックアップフォルダに対してデータ暗号を有効化することができます。iPhoneではデータはデフォルトで暗号化されます。そのためinSyncによるデータ暗号化は不要です。
Note: プロファイルによってAndroid向けにデータ暗号を有効化することができます。個々のユーザーに対してこれを設定することはできません。
Androidデバイスに対してデータ暗号化を実施するには以下を行います。
- inSyncマスター管理コンソールのメニューバーでProfilesをクリックします。
- 暗号化を行いたいプロファイルのリンクをクリックします。
- Devices タブ > Data Loss Prevention をクリックし、Edit をクリックします。Edit Device Backup Configuration ウインドウが表示されます。
- DLP for Smartphones & Tablets 領域で Encryption for android チェックボックスをチェックします。
- Saveをクリックします。