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Druva

EDRMメタデータ属性の収集

inSync Cloud Editions: File:/tick.png Elite Plus File:/tick.png Elite File:/cross.png Enterprise File:/cross.png Business

概要

EDRMは法的に容認されるようにデータに対して特定のメタデータ属性の収集を義務付けています。EDRMプロセスに従うため、inSyncクライアントはガバナンスライセンスが有効な場合のみメタデータ属性を収集します。ユーザーが訴訟ホールド対象下になるとEDRM推奨のメタデータ属性はデータとともに電子情報開示ツールに公開させ、電子データの信ぴょう性を検証できます。

以下にこの利点を挙げます。

  • データの信頼性を評価

    組織はEDRMのメタデータ属性により、組織とエンドポイント全体にわたって電子データの作成元、コンテキスト、信ぴょう性、配信を特定できるようになります。これは内部調査、コンプライアンス、法的証拠能力としての目的で訴訟ホールド中に保全されたデータが有効で改ざんされておらず、EDRMプロセスに従っていることを保証することができます。

  • データのフィルター

    属性は電子情報開示ツール内のコネクタ設定およびデータセット識別に役立ちます。ユーザーは追加のメタデータ属性を使用してWebDAV公開されたデータをフィルタリングし、目的のコンテンツを発見できます。

Notes:

  • inSyncでこの機能を利用できるようにするには、inSyncクライアントのバージョンを5.5以降にアップグレードする必要があります。
  • メタデータ属性はガバナンスライセンスが有効で、ライセンス期間満了から30日間までのみ収集されます。
  • EDRM推奨のメタデータ属性はWindowsおよびMacデバイスからのみ収集されます。
  • メタデータ属性は通常のファイルのみから収集され、特殊なファイルやディレクトリからは収集されません。
  • inSync クライアント5.4.2以前を使用してバックアップしたファイルには、以下の基本属性があります。
    • 論理サイズ
    • 絶対ファイルパス
    • ファイル更新日時
  • inSync クライアント5.5以降を使用してバックアップしたファイルには、基本属性と追加属性があります。これには以下が含まれます。
    • 論理サイズ
    • 絶対ファイルパス
    • ファイル更新日時
    • SHA1 ハッシュコード
    • ファイル所有者​
    • 作成日時
    • 最終アクセス日時
  • inSync クライアント5.4.2以前を使用してバックアップされ、inSync クライアント 5.5以降にアップグレードした後に変更されなかったファイルは、復元はできますが、新しい追加属性はありません。
  • inSync クライアント5.5以降では、inSync クライアント5.5にアップグレードした後に作成または変更されたファイルに対してのみ、新しい追加属性が収集されます。

取集されるメタデータ属性 

電子情報開示参照モデルに従うため、inSyncクライアントから以下のメタデータ属性が収集されWebDAV経由で更改されます。

メタデータ属性 説明

File or folder name
(ファイルまたはフォルダ名)

ファイルまたはフォルダの名前です。ファイル名はWebDAV経由でファイルパスの一部として公開されます。

Absolute file path
(絶対ファイルパス)

WindowsおよびMacデバイス上のファイルの絶対パスです。これはWebDAV経由で公開されます。

File extension
(ファイル拡張子)
ファイル形式を示す、ファイル名に付加されたサフィックスです。 
File modified
(ファイル更新日時)
ファイルシステムからバクアップされたファイルが最後に変更された時間です。
File owner
(ファイル所有者)

コンピューターにログオンしてファイルシステムから収集されるユーザー名です。たとえば、Domain\UserまたはGroup\Userです。

Permissions
(権限)

ファイルのパーミッション。特定のユーザーまたはユーザーグループへのファイルの閲覧または編集アクセス権に関する情報を提供します。

Logical size
(論理サイズ)

コンピューターのハードディスク上でファイルによって消費される、バイト単位で表示される実際のサイズです。

Creation time
(作成日時)

ファイルシステムからバックアップされたファイルが作成された日時です。

Last accessed time
(最終アクセス日時)

ファイルシステムからバックアップされたファイルが最後にアクセスされた日時です。

SHA1 hash codes
(SHA1ハッシュコード)

SHA-1 (Secure Hashing Algorithm-1) ハッシュコードはメッセージ認証コードを計算するために使用される特定かつ一意の構造体です。SHA-1はファイルが改ざんされていない証拠になります。

電子情報開示ツール内のHTTPコネクタにおけるメタデータ属性の使用方法

inSyncクライアントは訴訟ホールド対象下のユーザーデバイスからバックアップされたデータのEDRM推奨メタデータ属性を収集します。inSyncはその後、保存したデータおよび関連するメタデータへのWebDAVアクセスを提供します。電子情報開示HTTPコネクタは保存したデータとメタデータ属性の収集、データの解析、データカストディアン (保持者) の分析やそれに基づく行動をサポートに使用することができます。

AccessDataを使用した訴訟ホールドポリシーの作成とWebDAVアクセス方法の詳細はCreate legal hold using inSyncを参照してください。 inSync訴訟ホールド配下のデータを検索するため、AccessDataとDruva inSyncとの連携方法に関する詳細はUsing Druva inSync with AccessDataを参照してください。

Recommindを使用した訴訟ホールドポリシーの作成とWebDAVアクセス方法の詳細は Create legal hold using inSync を参照してください。 inSync訴訟ホールド配下のデータを検索するため、RecommindとDruva inSyncとの連携方法に関する詳細はUsing Druva inSync with Recommindを参照してください。

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