ユーザーによるバックアップのシステムリソース設定変更許可
inSync Cloud Editions: Elite Plus
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概要
管理者はユーザーがバックアッププロセスにおける帯域使用量とCPU優先度を変更できるようにすることができます。ユーザーにこれを行わせるようにすると、ユーザーは必要に応じて使用帯域を変更できます。inSyncクライアントは管理者またはユーザーによって設定された一番小さい帯域を消費します。実際の帯域使用量を閲覧するにはinSyncログファイルを参照してください。
Note: inSyncのリソース消費管理はプロファイル経由で行うことが可能です。個々のユーザーに対してこれを行うことはできません。
帯域消費のシナリオ
シナリオ 1
管理者が100%の最大帯域を設定し、ユーザーが50%の最大帯域を設定した場合のシナリオを考えます。バックアップが実行されると、inSyncクライアントは利用可能帯域が1Mbpsであると算出しました。このシナリオでは、inSyncクライアントは利用可能帯域の50%のみ、つまり500kbpsを使用します。
シナリオ 2
管理者が50%の最大帯域を設定し、ユーザーが100%の最大帯域を設定した場合のシナリオを考えます。バックアップが実行されると、inSyncクライアントは利用可能帯域が1Mbpsであると算出しました。
このシナリオではユーザーが100%の帯域を設定した場合でも、inSyncクライアントは管理者かユーザーが設定した帯域のうち少ない方を使用するため、50%となります。inSyncクライアントは利用可能帯域の50%のみ、つまり500kbpsを使用します。
手順
ユーザーによるバックアップ時のシステムリソース設定変更を許可するには以下を行います。
- inSyncマスター管理コンソールのメニューバーで、Profilesをクリックします。
- ユーザーによるバックアップ時のシステムリソース設定変更を許可したいプロファイルをクリックします。
- Devices タブで、User Settings > Edit をクリックします。Edit Device Backup Configuration ウインドウが表示されます。
- Modify backup resources チェックボックスをチェックします。
- Save をクリックします。