デバイス向けバックアップ帯域の設定
inSync Cloud Editions: Elite Plus
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概要
バックアップや同期中にデバイスからinSyncストレージへデータが転送されます。これらデータ転送では帯域を消費します。管理者はinSyncがデータのバックアップに消費する帯域を制限することができます。これによりユーザーのデバイス上のすべてのアプリケーションはバックアップ中でも利用可能なネットワーク帯域を公平に配分することができます。低帯域ではバックアップに時間がかかる場合があります。利用可能な帯域のパーセンテージ、または絶対値で帯域を制限することができます。パーセンテージで帯域を制限した場合、inSyncは利用可能な帯域を計算し、設定されたパーセンテージを使用します。
Note: inSyncのネットワーク帯域設定はプロファイル経由で行うことが可能です。個々のユーザーに対してこれを行うことはできません。
注意点:
- 帯域制限はユーザーデバイスのinSyncクライアント単位であり、inSyncマスター全体に対してではありません。
- 帯域制限の設定には絶対値よりパーセンテージを使用することを推奨します。たとえば、256kbpsで帯域を制限するのではなく利用可能帯域の40%として設定します。これにより利用可能帯域が変動したとしても公平に配分できるようになります。
- すべてのデバイスから初期バックアップが完了するまでは、最大消費帯域制限を80%にします。初期バックアップが完了したら、帯域を40%に減らします。初期バックアップは完全バックアップであり、大容量のデータを転送します。それ以降のバックアップは差分データのみを転送します。
手順
バックアップ時にinSyncが消費するネットワーク帯域を制限するには以下を行います。
- inSyncマスター管理コンソールのメニューバーで、Profiles をクリックします。
- バックアップまたは同期時にinSyncが消費するネットワーク帯域を制限したいプロファイルをクリックします。
- Devices タブで Schedule & Retention > Edit をクリックします。Edit Device Backup Configuration ウインドウが表示されます。
- Max Bandwidth [WAN] リストで、WAN上でデータバックアップする際にユーザーデバイスが消費可能な最大ネットワーク帯域を入力します。消費帯域に制限を設定したくない場合、 0 (ゼロ) を入力します。
- Save をクリックします。