データバックアップ用ユーザー割当量の指定
inSync Cloud Editions: Elite Plus
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ユーザー割当 (quota) 使用量
ユーザー割当量 (user quota) は、ユーザーがデバイスからバックアップや共有を行える最大データ量です。ユーザー割当量は一ユーザーのデバイス間でバックアップフォルダおよびinSync Shareフォルダに含むことができる最大データ量でもあります。
たとえば、2GBの割当量を持つユーザーを考えてみましょう。ユーザーはデスクトップとドキュメントのフォルダのデータをバックアップし、データ共有も行っています。どの時点でも、デスクトップ、ドキュメント、inSync Shareフォルダの全データ合計は2GBを超えることはできません。これらフォルダのデータが2GBを超える場合、バックアップおよび共有の操作は失敗します。
ユーザーにプロファイルを割り当てると、ユーザーはプロファイルで指定されている割当量を自動的に取得します。プロファイルの割当量変更は、そのプロファイルに属するすべてのユーザーに適用されます。また、ユーザー単位で割当量を指定することも可能です。
Note: ユーザー単位の割当はプロファイル単位の割当を無効にします。これは、個別ユーザーとユーザープロファイルに割当量を指定した場合、個別ユーザーの割当量が適用されることを意味します。
たとえば、ユーザーに関連付けられているプロファイルで50GBのユーザー割当量が定義されているときに、ユーザーレベルの割当量として70GBを定義した場合、ユーザー割当量として70GBが割り当てられます。
以下にユーザー割当使用量で考慮すべきシナリオを挙げます。
- ユーザーが複数のデバイスにinSyncクライアントをインストールした場合、inSyncマスターはinSync Shareフォルダの割当使用量を計算するとき、ユーザーのinSync Shareフォルダのコンテンツを一度だけ計算に入れます。
- ユーザーが作成したフォルダを共有し、フォルダにファイルを追加した場合、そのフォルダのコンテンツはユーザー割当使用量の一部として計算されます。
- ユーザーの共同作業者が共有フォルダにファイルを追加すると、ユーザーの割当使用量として計算されます。ユーザーが他のユーザーにより共有されたフォルダにファイルを追加した場合、ユーザーの割当使用量として計算されません。
- ユーザーが他のユーザーとフォルダを共有してPC上にこのフォルダを同期しなかった場合、このフォルダはユーザーのinSync Shareフォルダ内に表示されませんが、ユーザーの割当使用量の一部として計算されます。
ユーザー割当量の90%に到達した場合、ユーザーは “Low User Storage Available” アラートメッセージを受信します。詳細についてはアラートメッセージを参照してください。
データバックアップ用のユーザー割当量に達した場合、ユーザーは “Storage quota reached” エラーメッセージを受信します。このユーザーはinSync管理者にユーザー割当量を増やすよう要求できます。
組織の割当使用量
組織の割当量は、その組織でユーザーがバックアップやデバイス間で共有可能なデータの最大量を定義します。以下に組織の割当使用量で考慮すべきシナリオを挙げます。
- inSync管理者がワークスペースを作成すると、ワークスペースのコンテンツは組織の割当使用量の一部としてではなく、個々のユーザーの割当使用量の一部として計算されます。
- inSync管理者がユーザーのクラウドアプリのデータをバックアップするよう設定した場合、クラウドアプリのデータは組織の割当使用量の一部として計算されます。
組織のデータバックアップ割当量に到達した場合、ユーザーがバックアップや共有操作を行うと “Storage quota reached” エラーメッセージを受信します。この場合、inSync管理者は組織の割当量を増やすようDruvaの営業に連絡する必要があります。
プロファイルでのユーザー割当量設定
プロファイルでユーザー割当量を設定するには以下を行います。
- inSyncマスター管理コンソールのメニューバーで Profiles をクリックします。
- ユーザー割当量を設定したいプロファイルをクリックします。
- Devices タブで User Settings > Edit をクリックします。Edit Device Backup Configuration ウインドウが表示されます。
- Quota per user ボックスにて、ユーザー割当量を入力し、単位を選択します。
Note:
- 割当量に制限を設けない場合、0 (ゼロ) を入力します。
- 割当量は数字で入力します。
- Save をクリックします。
個別ユーザーへの割当量設定
個別ユーザーに割当量を設定するには以下を行います。
- inSyncマスター管理コンソールのメニューバーで Users をクリックします。
- 割当量を変更したいユーザーをクリックします。
- Summary タブの User Summary タブにて、Editをクリックします。Edit Userウインドウが表示されます。
- Quota per user ボックスにて、ユーザー割当量を入力し、単位を選択します。割当量に制限を設けない場合、0 (ゼロ) を入力します。
Note:
- 割当量に制限を設けない場合、0 (ゼロ) を入力します。
- 割当量は数字で入力します。
- Saveをクリックします。