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Druva

inSync CloudCacheサーバーについて

inSync Cloud Editions: File:/tick.png Elite Plus File:/tick.png Elite File:/cross.png Enterprise File:/tick.png Business

概要

inSync CloudCacheサーバーはinSyncクライアントから一時的にバックアップおよび復元データを保存し、定期的にinSyncクラウドとデータを同期する専用サーバーです。組織で以下のいずれかのシナリオが当てはまる場合、inSync CloudCacheサーバーを使用することができます。

  • ユーザーが大容量の初期データをバックアップする場合
  • デバイス更改やOS移行などの大規模データ転送を要するイベントを計画している場合
  • バックアップおよび復元操作を高速化または最適化したい場合
  • WAN帯域消費を最適化したい場合。inSync CloudCacheサーバーからinSyncクラウドへの同期処理をオフピークの時間帯にスケジュールできます。
Note:
  • モバイルデバイスからデータをバックアップする場合や、inSync Shareを使用してデータを共有する場合、データは直接inSyncクラウド上に保存されます。
  • inSyncクライアントを最新バージョンにアップグレードしても、古いバージョンのinSync CloudCacheサーバーを使用している場合、inSyncクライアントはバックアップや復元要求に関してinSyncクラウドと直接通信します。
  • inSync GovCloud向けのinSync CloudCache サーバー v5.8 は FIPS 140-2 準拠です。

inSync CloudCacheサーバーの場所

inSync CloudCacheサーバーは組織の境界内にインストールします。inSync CloudCacheサーバーと、このサーバーと接続したいユーザーデバイスは、企業ファイアウォール内部に配置される必要があります。ユーザーデバイスはローカルエリアネットワーク (LAN) 経由でinSync CloudCacheサーバーと接続できるようにします。inSyncクライアントがinSync CloudCacheサーバーと接続できない場合、inSyncクライアントはバックアップおよび復元要求をinSyncクラウドに直接送信します。たとえば、inSync CloudCache Serverサービスが停止している場合、またはinSyncクライアントが企業ネットワーク外にいる場合、inSyncクライアントはバックアップおよび復元リクエストをinSyncクラウドに直接送信します。

inSync CloudCacheサーバーのサイジングとライセンス

inSync CloudCacheサーバーが複数のバックアップおよび復元要求を処理できるようにするため、サーバーの規模を最適に設定する必要があります。組織で必要となるinSync CloudCacheサーバーの数も計画しなければなりません。inSync CloudCacheサーバーの規模は、inSync CloudCacheサーバーを使用するユーザー数、バックアップデータの種類、差分バックアップを含むバックアップデータのサイズ、復元データのサイズなど、複数の要件によって決定されます。

inSync CloudCache サーバーの使用量はユーザーごとのライセンスです。ライセンスに関する詳細は、Druvaの営業までお問い合わせください。

バックアップ時のデータフロー

inSync CloudCacheサーバーはinSyncクラウドとデータを同期する前に、一時的にバックアップデータを保存します。 以下に、inSyncクライアント、inSync CloudCacheサーバー、inSyncクラウド間のバックアップ時のデータフローを図示します。

inSyncCache-Backupflow.png

inSyncクライアント、inSync CloudCacheサーバー、inSyncクラウド間のバックアップ時のデータフローについて以下にまとめます。 

手順 説明
手順 1

バックアップ時には、inSyncクラウドはinSyncクラウドへリクエストを送信します。inSyncクラウドはこれらリクエストを認証します。

手順 2

inSync設定でinSync CloudCacheサーバーが設定されている場合、inSyncクラウドはクライアントのリクエストをinSync CloudCacheサーバーへ転送します。

手順 3
  1. inSyncクライアントはinSync CloudCacheサーバーにデータをバックアップします。
  2. inSyncクライアントはクラウドストレージにメタデータを保存します。
手順 4

inSync CloudCacheサーバーは事前定義されたスケジュールにしたがってinSyncクラウドへバックアップデータを同期します。

Note: 管理者は同期スケジュールとinSync CloudCacheサーバーが消費する帯域を設定する必要があります。詳細についてはinSync CloudCacheサーバーの設定を参照してください。

復元時のデータフロー 

inSync CloudCacheサーバーはinSyncクラウドの復元データを一時的に保存します。以下に、inSyncクライアント、inSync CloudCacheサーバー、inSyncクラウド間の復元時のデータフローを図示します。復元処理に関する詳細についてはキャッシュからの復元を参照してください。

inSyncCache-Restoreflow.png

inSyncクライアント、inSync CloudCacheサーバー、inSyncクラウド間の復元時のデータフローについて以下にまとめます。

手順 説明
手順 1

管理者は復元対象のCloudCacheユーザーを指定します。inSyncクラウドはinSync CloudCacheサーバーにユーザーデータのコピーを保存します。inSyncクラウドはメタデータを保持します。詳細については キャッシュからの復元を参照してください。

手順 2

inSyncクライアントはinSyncクラウドに復元リクエストを送信します。inSyncクラウドにはそれらリクエストを認証します。

手順 3

inSync設定でinSync CloudCacheサーバーが設定されている場合、inSyncクラウドはクライアントの復元リクエストをinSync CloudCacheサーバーへ転送します。

手順 4
  1. inSyncクライアントはinSync CloudCacheサーバーに復元データを照会します。
  2. inSyncクライアントはクラウドストレージからメタデータを取得します。
手順 5 管理者はディスク領域を解放するためinSync CloudCacheサーバーから定期的に復元データを削除します。

 

inSync CloudCacheサーバーの導入と設定手順

inSync CloudCacheサーバーの導入と設定手順に関して以下にまとめます。

手順 Description
手順 1

inSync CloudCacheサーバーの追加、インストール、登録

手順 2

inSync CloudCacheサーバーのスケジュールとリソースの設定

手順 3

inSync CloudCacheサーバーへのユーザーのマッピング

手順 4 (オプション) 復元対象ユーザーの指定
手順 5 (オプション) inSync CloudCacheサーバーの管理
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