デバイスマップ .csv ファイルの作成
AD/LDAP以外の環境で一括導入を実行するために、inSyncではインポートされるユーザーとデバイス情報をCSV形式のデバイスマップファイルに保存する必要があります。inSyncはデバイスマップ .csv ファイルで指定された関係に基づいて、各ユーザーにデバイスをマッピングします。ユーザーからデバイスへのマッピングは、inSyncクライアントのデバイス制御対象化とユーザーアクティベーションを確実に行うようにし、inSyncに不正または未承認のデバイスが追加されないようにします。
inSync管理コンソールからサンプルのデバイスマップファイルをダウンロードし、データを追加することができます。サンプルデバイスマップをダウンロードするには以下を行います。
- inSync管理コンソールのメニューバーで Manage > Deployments > Non AD/LDAP をクリックします。Non AD/LDAP Deployment ページが表示されます。
- Import Device Map CSV をクリックします。
Map Devices ダイアログボックスが表示されます。 - Download Sample CSV File リンクをクリックします。サンプルの .csv ファイルがローカルドライブに保存されます。このサンプルを以下の表に示されるデータで更新したものをデバイスマップファイルとして使用することができます。
自社のユーザーおよびデバイスのデータベースを使用して、デバイスマップ .csv ファイルの次の値を更新する必要があります。
値 | 説明 | |
1. |
メールID |
ユーザーのメールアドレスです。inSyncに登録したユーザーのメールアドレス一覧に対してこの値を検証します。認証するデバイスやユーザー名は複数を同じemail-idにマッピングすることができます。.csv ファイルに同じemail-idに対する複数エントリが記載され、複数のマッピングされたデバイスやユーザーを示すこともできます。しかし、Druvaは1人のユーザーごとに1つのメールIDを登録することを推奨します。 |
2. |
ホスト名 |
デバイスのホスト名です。 |
3. |
デバイス識別子 |
デバイス識別子の値です。 以下のMacまたはWindowsデバイス向けのコマンドで、各デバイスのシリアル番号やUUIDなどのデバイス識別子が表示されます。デバイスマップ .csv ファイルでは、いずれかをデバイス識別子として使用できます。デバイス識別子は一意でなければならず、1つのemail-idとマッピングさせる必要があります。 Mac OS Macデバイスにシリアル番号を表示するには、端末上で以下のコマンドを実行します。 system_profiler SPHardwareDataType |grep -v tray |awk '/Serial/ {print $4}' シリアル番号を表示する別のオプション:
MacデバイスのハードウェアUUIDを表示するには、端末上で以下のコマンドを実行します。 system_profiler SPHardwareDataType | awk '/UUID/ { print $3; }' ハードウェアUUIDを表示する別のオプション:
Windows OS Windowsデバイスのシリアル番号を表示するには、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。 wmic bios get serialnumber WindowsデバイスでUUIDを表示するには、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。 wmic csproduct get UUID |
4. | デバイスID種別 (device-id-type) |
デバイスID列に指定された、シリアル番号やUUIDなどのデバイスIDの種類です。 |
5. |
ログインユーザー名 |
デバイスにログインするのに使用するユーザー名です。 |