ユーザーに割り当てられたプロファイルの変更
inSync Cloud Editions: Elite Plus Elite Enterprise Business
概要
すべてのinSyncユーザーはプロファイルに関連付けられます。組織の要件に基づいて、ユーザーのプロファイルを別のものへ変更することができます。しかし、別のプロファイルへユーザーを移動することは、プロファイルレベルやユーザーレベルで設定されたユーザーのプライバシー設定に依存します。
以下のシナリオを考えてみます。
- ユーザーのプライバシー設定が以下のように設定されているプロファイルに関連付けられたユーザー
- 管理者によるユーザーデータへのアクセス許可 – YES
- ユーザーによるプライバシー設定編集の許可 – YES
- inSyncクライアント上のデータプライバシー – NO (ユーザーが管理者によるデータのアクセスやダウンロードを無効に設定)
- ユーザーのプライバシー設定が以下のように設定されているプロファイルに関連付けられたユーザー
- 管理者によるユーザーデータへのアクセス許可 – NO
- ユーザーによるプライバシー設定編集の許可 – YES
- inSyncクライアント上のデータプライバシー – NO (ユーザーが管理者によるデータのアクセスやダウンロードを無効に設定)
上記両方のシナリオにおいて、ユーザーは明示的に管理者によるユーザーデータへのアクセスやダウンロードを禁止しています。このようなユーザーのプロファイルを管理者がデータにアクセスできるものへと変更すると、ユーザーのプライバシー設定が侵害されてしまいます。そのためinSyncでは、管理者がユーザーのデータにアクセスすることができるプロファイルへ、プライバシーを気にするユーザーを自動的に移動させることはできません。
管理者がユーザーのデータにアクセスすることができるプロファイルへプライバシーを気にするユーザーを移動する必要がある場合、inSyncユーザーに連絡して管理者がバックアップデータにアクセスできるように変更してもらわなければなりません。inSyncクライアントにおけるinSyncユーザーが管理者によるバックアップデータへのアクセスを許可する方法に関する詳細はバックアップデータのプライバシー管理を参照してください。
手順
ユーザーに割り当てるプロファイルを変更するには以下を行います。
- inSyncマスター管理コンソールのメニューバーで、Usersをクリックします。
- 変更したいプロファイルをクリックします。
- More > Change Profileをクリックします。Change Profileウインドウが表示されます。
- Select Profileリストにて、選択したユーザーに割り当てるプロファイルをクリックします。
Note: 変更先のプロファイルとユーザーのプライバシー設定が競合するプロファイルにユーザーを移動する場合、つまり管理者が意図せずユーザーデータにアクセスできるようになると、inSyncはこのようなユーザーに対してプロファイルの変更を許可しません。この場合、管理者はinSyncユーザーに連絡して、管理者がバックアップデータにアクセスできるように依頼し、その後再試行してください。
- Saveをクリックします。