Google Workspaceのバックアップデータサイズの理解
概要
Druvaは初回フルバックアップの後に、Googleドライブ上のGoogle Workspaceデータに対して永久増分バックアップを実行します。Druvaのバックアップデータサイズに対する課金計算を理解するために、Googleがバックアップデータサイズに対してどう課金処理するかについても理解する必要があります。
以下に、バックアップデータサイズ(合計バックアップデータサイズと最終バックアップデータサイズ)がどのように考慮されるか、その理解に役立つ主な項目を記します。
ネイティブファイル
Druva :バックアップデータサイズの計算にネイティブファイルのサイズを含めます。
Googleストレージ:ネイティブファイル(ドキュメント、シート、スライドなど)のサイズは含まれません。
影響:Druva上で表示されるバックアップデータサイズは、Googleストレージ上に表示されるサイズよりも大きくなります。
削除済みファイル
Druva: Druvaは保存期間満了まではスナップショットを保持するため、ファイルが削除された後も、削除済みファイルのサイズが含まれます。
Googleストレージ:削除済みファイルのサイズは含まれません。
影響: Druva上で表示されるバックアップデータサイズは、Googleストレージ上に表示されるサイズよりも大きくなります。ファイルは、データ保存期間満了後にのみスナップショットから完全削除されます。
複数の場所に保存されている同一ファイル
Druva:複数の場所に保存されている同じファイルのすべてのコピーが計算に含まれます。
Googleストレージ:Googleドライブ内の複数のフォルダや場所にある同一ファイルは、1つのファイルとして計算されます。
影響: Druvaはすべてのコピーを計算に入れるため、Druva上に表示されるバックアップデータのサイズはGoogleストレージ上に表示されるサイズよりも大きくなります。たとえば、同じ5MBのファイルがGoogleドライブの3つのフォルダにある場合、Googleストレージでは5 MBとして表示されますが、Druvaでは15MBとしてカウントされます。
ファイルサイズ
Druva:Druvaがバックアップ時にファイルを読み取った実際のファイルサイズで計算されます。
Googleストレージ:Googleはデータを圧縮形式で保存し、その圧縮されたファイルサイズで計算されます。
影響:Druvaではデータセットのサイズが実際のファイルサイズに基づいているため、Druva上に表示されるバックアップデータサイズはGoogleストレージ上に表示されるサイズよりも大きくなります。
共有元ユーザーのドライブからのみバックアップを行い、他のユーザーに共有されたコピーファイルを除外してバックアップを行うようにすることができます。
これは、プロファイルの設定時に有効化することができます。[Backup shared data owned by other users]オプションのチェックを外すことで、バックアップ対象のソースデータ量を減らし、重複を避けることができます。詳細については、「プロファイルの更新」を参照してください。