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Druva

NASプロキシの追加とアクティベート

Phoenix 管理コンソール上でNASプロキシを追加およびアクティベートする手順を説明します。

Phoenix Editions: File:/tick.png Business File:/cross.png Enterprise File:/tick.png Elite

このセクションでは、Phoenix管理コンソールでNASプロキシの追加とアクティベートを行う手順を記します。これはNAS共有のバックアップをPhoenixで構成する最初の手順です。 

NASプロキシを追加およびアクティベートするには、以下を行う必要があります。

  1. Phoenix管理コンソールでのNASプロキシ追加
  2. 以下のサーバー上でのNASプロキシのインストールとアクティベート:
    1. Windows サーバー
    2. Linux サーバー

NAS プロキシ追加時の考慮事項

Phoenix はSMBおよびNFSのNAS共有のバックアップをサポートします。SMBのNAS共有をバックアップするには、WindowsサーバーにNASプロキシをインストールする必要があります。同様に、NFSのNAS共有をバックアップするには、LinuxサーバーにNASプロキシをインストールする必要があります。

NAS プロキシの追加

  1. Phoenix管理コンソールにログインします。
  2. メニューバーで All Organizations をクリックし、ドロップダウンリストからNASデバイスを追加したい組織を選択します。
  3. メニューバーで NAS をクリックします。 
  4. NAS ページで以下を行います。
    1. 最初のNASプロキシを追加しようとしている場合、以下のページが表示されます。Add NAS proxy をクリックします。

      AddFirstNASProxy.png
       
    2. 既存のNASプロキシ一覧にNASプロキシを追加する場合、NAS proxy タブを開き Add New NAS proxy をクリックします。 

      AddNASProxy.png
       
  5. Add NAS proxy ページで Install Druva Phoenix Agent の下にある Next をクリックします。 

    InstallPhoenixAgent.png

    Click here リンクをクリックするとNASプロキシのインストーラーがダウンロードできるWebページが開きます。NASプロキシはPhoenixエージェントと同じなので、このPhoenix エージェントインストーラーをダウンロードします。  
  6. Generate Activation Token ページにて以下の情報を入力し、Nextをクリックします。
    GenActivToken.png
     
    フィールド 説明
    Token Description
    (必須フィールド)
    アクティベーショントークンの説明です。

    This token can activate

    アクティベーショントークンがアクティベートできるホストの数です。

    デフォルト値は25です。

    The token expires in

    アクティベーショントークンが期限切れとなる日数です。

    デフォルト値は7日です。

  7. Activation で Copy をクリックし、クリップボード0にアクティベーショントークンを保存します。このトークンを使用してWindowsまたはLinuxサーバーにNASプロキシをアクティベートします。

    NASToken.png

    Phoenix はこれらトークンを保存し、Phoenix管理コンソールの Manage > Activation tokens で表示して再度コピーできます。
  8. Finish をクリックします。

Windows サーバー上でのNASプロキシのインストールとアクティベート

NAS プロキシは、NAS共有のバックアップとリストアを処理するPhoenixエージェントです。SMB NAS共有のバックアップを行う場合、WindowsサーバーにNASプロキシをインストールする必要があります。

はじめに

以下を確認してください。

  • NASプロキシをインストールするサーバーに管理者としてログインすること。
  • サーバーが NAS プロキシのサポートマトリックス に記載された要件に一致していること。
  • サーバーにNASプロキシのインストーラーをダウンロードしたこと。インストーラーは Druva ダウンロードページ からダウンロードできます。また、NASプロキシの追加時にPhoenix管理コンソールからインストーラーをダウンロードすることもできます。

NAS プロキシのインストール

  1. NAS プロキシのインストーラーをダウンロードした場所へ移動します。
  2. NASプロキシインストーラーをダブルクリックします。
  3. Next をクリックします。
  4. Install location ボックスで、インストールするホームディレクトリを入力または選択します。 
  5. Install をクリックします。
  6. インストールが完了したら、Finishをクリックします。

コマンドラインでのインストール

コマンドプロンプトより、以下のコマンドを実行します。

 msiexec /i <path to Phoenix msi> /qn /quiet /log <path to log file>

Webプロキシの設定 (オプション) 

NAS プロキシはインターネット経由でPhoenixクラウドに接続します。ネットワーク基盤でWebプロキシを使用している場合、Webプロキシを使用してPhoenixクラウドとの接続を確立するようNASプロキシを設定します。

検討事項:

  • プロキシ設定を行う前に、NASプロキシが動作していることを確認してください。
  • Druvaは、Webプロキシのベーシック認証のみサポートしています。
  • <proxy_IP>, <proxy_user>, <proxy_password> には引用符を使用しないでください。
  • プロキシ設定に必須の入力パラメータがない場合、プロキシ設定ユーティリティは失敗します。 

手順

  1. コマンドライン インターフェイスのウインドウを開きます。
  2. ディレクトリパスを、NASプロキシがインストールされているシステム上の場所に変更します。
    Windowsのデフォルトのパス: C:\Program Files\Druva\Phoenix Agent
  3. コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。
    PhoenixNASControl.exe set_proxy_details -t <proxy_type> -i <proxy_IP>:<port> -u <proxy_user> -p <proxy_password>
        上記コマンドで使用する属性を以下に説明します。
    属性 説明
    <proxy_type> Druva は以下の種類のプロキシをサポートします。
    • http
    • socks4
    • socks5
    <proxy_IP> プロキシサーバーのIPアドレスです。
    <port> プロキシのポート番号です。
    <proxy_user> プロキシの認証情報です。
    <proxy_password>
    Webプロキシが設定されると、コマンドプロンプトのターミナル上に Proxy details updated successfully というメッセージが表示されます。


追加情報

  1. TMG (Threat Management Gateway; ファイアウォールやプロキシなど) は指定されたタイムアウト時間経過後、IDLE接続を切断します。これはエージェントにサーバーとの接続を再試行させるためです。

    Note: TMGアプリケーションでは、接続タイムアウト値を5分に設定することを推奨します。

  1. NASプロキシとCloudCacheサーバーの設定ファイルのパスは以下の通りです。
    OS パス

    Windows 

    C:\ProgramData\Phoenix\NAS\Phoenix.cfg

  2. プロキシを設定した後にプロキシ設定を削除する場合、Phoenix.cfgから以下のプロキシエントリを手動で削除する必要があります。
    • PROXY_USER
    • PROXY_SERVER
    • PROXY_TYPE
    • PROXY_PASSWD2

    Note: 上記エントリを削除した後、USE_PROXY = False をPhoenix.cfgに設定します。

  1. プロキシ情報の設定が失敗した場合、そのマシンからプロキシサーバーのIPアドレスにpingを実行し、proxy_userとproxy_passwordを確認します。

Windows サーバー上でのNASプロキシのアクティベート

NASプロキシをインストールしたら、プロキシ追加時にPhoenix管理コンソールで生成したアクティベーショントークンを使用してアクティベートする必要があります。トークンは一意の識別子として機能し、NASプロキシのワンタイム認証を実行します。アクティベーション語、NASプロキシはPhoenixクラウドとの永続コネクションを確立します。

Note: Druva は共通するものがあるサーバーをアクティベートするために一つのトークンを使用することを推奨します。たとえば、同じ部門に配置されるすべてのNAS共有をアクティベートにするためにトークンを使用する場合があります。

NAS プロキシのアクティベート手順:

  1. Phoenix管理コンソールの Manage > Activation Token でアクティベーショントークンを取得します。 
  2. コマンドプロンプト ウインドウを開き、NASプロキシの .msi ファイルがインストールされた場所へ移動します。
    通常は C:\Program Files\Druva\Phoenix Agent になります。
  • Phoenix Cloudの場合: PhoenixNasControl.exe activate <token> 
  • GovCloudの場合: PhoenixNasControl.exe govcloud activate <token> 

上記のいずれのコマンドで、<token> はNASプロキシのアクティベーショントークンです。 

サーバー名は大文字と小文字が区別されません。"ABC" と "abc" というサーバーを同時に登録することはできません。この場合、Phoenixは "Server display name already exists. Cannot register the server with same display name (サーバーの表示名が既に存在します。同じ表示名でサーバーを登録できません)" というエラーメッセージを表示します。

 

Linux サーバー上でのNASプロキシのインストールとアクティベート

NAS プロキシは、NAS共有のバックアップとリストアを処理するPhoenixエージェントです。NFS NAS共有のバックアップを行う場合、LinuxサーバーにNASプロキシをインストールする必要があります。

はじめに 

以下を確認してください。

  • NASプロキシをインストールするサーバーに管理者としてログインすること。
  • サーバーが NAS プロキシのサポートマトリックス に記載された要件に一致していること。
  • サーバーにNASプロキシのインストーラーをダウンロードしたこと。インストーラーは Druva ダウンロードページ からダウンロードできます。また、NASプロキシの追加時にPhoenix管理コンソールからインストーラーをダウンロードすることもできます。

RHEL, CentOS, SLES での NAS プロキシのインストール

  1. NASプロキシのインストーラーが置かれたディレクトリに移動します。
  2. 以下のコマンドを実行します。
    rpm –ivh <package name>
    ここで <package name> はインストーラーの拡張子付きの名前です。

 Ubuntu での NAS プロキシのインストール

  1. NASプロキシのインストーラーが置かれたディレクトリに移動します。
  2. 以下のコマンドを実行します。
    dpkg –i <package name>
    ここで <package name> はインストーラーの拡張子付きの名前です。

Webプロキシの設定 (オプション) 

NAS プロキシはインターネット経由でPhoenixクラウドに接続します。ネットワーク基盤でWebプロキシを使用している場合、Webプロキシを使用してPhoenixクラウドとの接続を確立するようNASプロキシを設定します。

検討事項

  • NASプロキシが動作していることを確認してください。
  • 特殊文字がある場合はエスケープシーケンスを使用してください。 
  • プロキシ設定に必須の入力パラメータがないか指定された順番が誤っている場合、Webプロキシ設定ユーティリティは失敗します

手順

  1. コマンドライン インターフェイスのウインドウを開きます。
  2. ディレクトリパスを、NASプロキシがインストールされているシステム上の場所に変更します。
    UNIX のデフォルトパス: /opt/Druva/Phoenix
  3. コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。 
    PhoenixNasActivate set_proxy_details -t <proxy_type> -i <proxy_IP>:<port> -u <proxy_user> -p <proxy_password>
      上記コマンドで使用する属性を以下に説明します。
    属性 説明
    <proxy_type> Druva は以下の種類のプロキシをサポートします。
    • http
    • socks4
    • socks5
    <proxy_IP> プロキシサーバーのIPアドレスです。
    <port> プロキシのポート番号です。
    <proxy_user> プロキシの認証情報です。
    <proxy_password>
    Webプロキシが設定されると、コマンドプロンプトのターミナル上に Proxy details updated successfully というメッセージが表示されます。

Phoenix エージェントはWebプロキシを利用できるように設定されます。

追加情報

  • TMG (Threat Management Gateway; ファイアウォールやプロキシなど) は指定されたタイムアウト時間経過後、IDLE接続を切断します。これはエージェントにサーバーとの接続を再試行させるためです。

    Note: TMGアプリケーションでは、接続タイムアウト値を5分に設定することを推奨します。

  • NASプロキシとCloudCacheサーバーの設定ファイルのパスは以下の通りです。
    OS パス
    Linux     /etc/Phoenix/NAS/Phoenix.cfg
  • プロキシを設定した後にプロキシ設定を削除する場合、Phoenix.cfgから以下のプロキシエントリを手動で削除する必要があります。
    • PROXY_USER
    • PROXY_SERVER
    • PROXY_TYPE
    • PROXY_PASSWD2
  • Phoenix.cfgファイルからプロキシエントリを削除した後、このファイルに USE_PROXY = FALSE を記述してください。

Linux サーバー上でのNASプロキシのアクティベート

NASプロキシをインストールしたら、プロキシ追加時にPhoenix管理コンソールで生成したアクティベーショントークンを使用してアクティベートする必要があります。トークンは一意の識別子として機能し、NASプロキシのワンタイム認証を実行します。アクティベーション語、NASプロキシはPhoenixクラウドとの永続コネクションを確立します。

CentOS, Ubuntu, RHEL, SLES の各Linux 上でNASプロキシをアクティベートする手順は同じです。

Note: Druva は共通するものがあるサーバーをアクティベートするために一つのトークンを使用することを推奨します。たとえば、同じ部門に配置されるすべてのNAS共有をアクティベートにするためにトークンを使用する場合があります。 

Linuxサーバー上でNAS プロキシをアクティベートするには以下を行います。

  1. コマンドプロンプトを開きます。
  2. opt/Druva/Phoenix/lib ディレクトリに移動します。
  3. 以下のコマンドを実行します。
  • Phoenix Cloudの場合: PhoenixNasControl activate <token> 
  • GovCloudの場合: PhoenixNasControl govcloud activate <token> 

上記のいずれのコマンドで、<token> はNASプロキシのアクティベーショントークンです。 

サーバー名は大文字と小文字が区別されません。"ABC" と "abc" というサーバーを同時に登録することはできません。この場合、Phoenixは "Server display name already exists. Cannot register the server with same display name (サーバーの表示名が既に存在します。同じ表示名でサーバーを登録できません)" というエラーメッセージを表示します。

 

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