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スナップショットを使用したSQLサーバーデータベースのリストア

スナップショット

データベースをリストアするには、スナップショットまたはリストアポイントを選択します。リストアジョブを起動すると、スナップショットが次のように分類されていることがわかります。

ホットスナップショットのリストア

ホットスナップショットのリストアは、Phoenix CloudCacheに保持されるサーバーデータをオンデマンドでリストアするものです。Phoenix CloudCacheに保存されているバックアップデータのポイントインタイムのイメージがホットスナップショットです。このリストア操作では、サーバーのデータが指定した場所にリストアされると完了します。

ホットスナップショットを参照するには、[ Restore Data ウィンドウで [ Hot を展開します。 

SQL_Hot_SnapshotRestore.PNG

ウォームスナップショットのリストア

ウォームスナップショットのリストアは、90日以内または [ keep all snapshots (すべてのスナップショットを保持) ] の設定で指定した期間のいずれか大きい方まで遡れられるバックアップデータのポイントインタイムイメージをリストアするものです。ウォームスナップショットのリストアでは、サーバーデータが指定した場所にリストアされると完了します。 

ウォームスナップショットを参照するには、[ Restore Data ]  ウィンドウで [ Warm ] を展開します。 

SQL_Warm_SnapshotRestore.PNG

コールドスナップショットのリストア

コールドスナップショットのリストアは、90日以上の期間、[ keep all snapshots (すべてのスナップショットを保持) ] の設定で指定した期間(どちらか長い方)まで遡れられる、リクエストベースによるサーバーデータのリストアです。コールドスナップショットと呼ばれるなデータは、コールドストレージに格納されます。この期間のデータが消失または破損した場合は、コールドスナップショットを使用してリストアを実行できます。コールドスナップショットのリストアを開始するには、最初に解凍 (defreeze) 操作を開始する必要があります。この操作でPhoenixはコールドストレージからデータを取得します。この取得データが解凍済みのものと見なされ、リストアに使用できます。解凍操作が完了すると、Phoenixはデータが利用できる旨と、データの利用可能期間について通知するメールを送信します。

コールドスナップショットを参照するには、[ Restore Data ]  ウィンドウでCold ] を展開します

SQL_Cold_Snapshot_Restore.PNG

解凍されたスナップショットを参照するには、[ Restore Data ]  ウィンドウでThawed ] を展開します 

SQL_restore_thawed.png

(コールドスナップショット)データの解凍

コールドスナップショットのリストアを開始するには、コールドスナップショットの解凍 (defreeze) 操作を開始します。 

  1. Phoenix管理コンソールにログインします。 
  2. メニューバーで、[ All Organization ] をクリックし、ドロップダウンリストから組織を選択します。
  3. メニューバーで、[ Protect ] > [MS-SQL Servers ] の順にクリックします。 
  4. [ SQL Backup Sets ] タブで、リストアしたいインスタンスまたはAGをクリックします。  
  5. MS-SQLページで、[ Restore ] > [ Snapshot Restore ] をクリックします。 
  6. 左側のペインで [ Cold ] を展開し、解凍したいスナップショットをクリックします。 
  7. Home 、で Defreeze をクリックします。

解凍操作は4時間で完了します。完了後、データが解凍されたことを知らせるメールがPhoenixから送信されます。このデータは、メール内で指定された期間、解凍状態となります。この期間内に以下の指示に従って、解凍したデータのリストアを実行する必要があります。 

マスターデータベースのリストア

  1. Phoenix管理コンソールにログインします。
  2. メニューバーで、[ All Organization ] をクリックし、ドロップダウンリストから組織を選択します。
  3. メニューバーで、[ Protect ] > [MS-SQL Servers ] の順にクリックします。 
  4. SQL Backup Sets ] タブで、リストアしたいインスタンスをクリックします。 
  5. MS-SQLページで、[ Restore ] > [ Snapshot Restore ] をクリックしますスナップショットのタイムスタンプは、サーバーのタイムゾーンで表示されます。たとえば、ニューヨークとロンドンにあるサーバーのタイムスタンプは、それぞれESTとUTCのタイムゾーンで表示されます。
    • ホットスナップショット:左側のペインで [ Hot 展開し、リストアするスナップショットをクリックします。
    • ウォームスナップショット:左側のペインで [ Warm ] を展開し、リストアしたいスナップショットをクリックします。 
    • 解凍済みスナップショット:左側のペインで [ Thawed ] を展開し、リストアするスナップショットをクリックします。
  6. [ Restore Data ] ページの [ Instance ] セクションインスタンスをクリックします。
  7. [ Databases ] セクションで master データベースを選択し、[ Restore ] をクリックします。
    master_db_restore1.png
    master データベースと共に複数のデータベースを選択すると、Phoenixはエラーを表示します。
  8. Restore Database Files セクションで、 [ Select server ] リストからマスターデータベースのリストア先となるMS-SQLサーバーインスタンスまたはAGを選択します。元のサーバーと共にMS-SQLサーバーとして構成されたサーバーがこのリストに表示されます。
  9. Restore Database Files ]  セクションで、以下の情報を入力します。 
    master_db_restore.png
    • Select server (サーバーの選択)Select server リストから、データベースのリストア先となるMS-SQLサーバーを選択します。
    • Restore MDF, LDF, NDF files at different locations (MDF、LDF、NDFファイルを別の場所にリストア)このチェックボックスをオンにすると、MDF、LDF、NDFの各ファイルが別の場所にリストアされます。このチェックボックスをオンにすると、リストア場所の絶対パスを入力または選択するフィールドが表示されます。
    • Restore location (リストア場所):[ Restore location ] ボックスで、リストア場所の絶対パスを入力または選択します。 Restore MDF, LDF, NDF files at different locations ] チェックボックスをオンにした場合、このフィールドは表示されません。 

    重要:シンボリックリンクとマウントされたフォルダーはフォルダー構造に表示されません。サーバーがPhoenixクラウドに接続されていない場合、Phoenixはフォルダー構造データを取得できません。リストアを開始するには、リストア先の絶対パスを入力する必要があります。サーバーがPhoenixクラウドに接続されるまでリストア操作は保留 (Pending) 状態で、接続後にのみ開始されます。

    [ Finish ] をクリックします。
  10. データベースマッピングを決定するには database_files.txt  ファイルを使用します。 
  11. masterデータベースをアタッチするインスタンスを停止します。
  12. リストアしたmasterデータベースファイルをインスタンス内のデータベースにアタッチします。詳細な説明については、 こちら のページの Moving the master Database セクションを参照してください。 
  13. インスタンスを再起動します。 

元のインスタンスへのデータベースのリストア

データベースを元の場所にリストアするときは、データベースをコピーとしてリストアするか、SQLサーバーインスタンス上のデータベースをリストアされたデータベースと置き換えるか、どちらも可能です。元のデータベースを置き換えると、Phoenixは元のインスタンスのデータベースへのコネクションを終了してから、そのデータベースをリストアしたデータベースと置き換えます。 

可用性グループ(AG)で元のサーバーにリストアする場合、データベースはプライマリサーバーのインスタンスにリストアされます。

データベースをコピーとしてリストア

  1. Phoenix管理コンソールにログインします。
  2. メニューバーで、[ All Organization ] をクリックし、ドロップダウンリストから組織を選択します。
  3. メニューバーで、[ Protect ] > [MS-SQL Servers ] の順にクリックします。 
  4. [ All SQL Resources ] タブで、リストアするバックアップセットが含まれるインスタンスまたは可用性グループをクリックします。 
  5. サーバー ページで、リストアするバックアップセットの [ Restore ] > [ Snapshot Restore ] をクリックします[ Restore ] ダイアログが表示されます。スタンドアロンインスタンスのバックアップセットのスナップショットタイムスタンプは、サーバーのタイムゾーンで表示されます。たとえば、ニューヨークとロンドンにあるサーバーの場合、タイムスタンプはそれぞれESTとUTCのタイムゾーンで表示されます。AGのバックアップセットのスナップショットタイムスタンプは、バックアップセットの作成中に設定されたタイムゾーンで表示されます。 
  6.  左側のペインで、スナップショットの1つを選択します。
    • ホットスナップショット:左側のペインで [ Hot 展開し、リストアするスナップショットをクリックします。
    • ウォームスナップショット:左側のペインで [ Warm ] を展開し、リストアしたいスナップショットをクリックします。 
    • 解凍済みスナップショット:左側のペインで [ Thawed ] を展開し、リストアするスナップショットをクリックします。 
  7. 右側のペインでインスタンスとインスタンス内のデータベースを選択し、[ Restore ] をクリックします。  
  8. [ Restore from snapshot ] ページで、[ Restore to original SQL server instance ] をクリックし、 [ Next ] をクリックします。
  9. [ Restore to original SQL server ] セクションで、以下を行います。
    • [ Restore as a copy ] を選択し、以下の情報を入力します。
      • Restore MDF, LDF, NDF files at different locations (MDF、LDF、NDFファイルを別の場所にリストア)このチェックボックスをオンにすると、MDF、LDF、NDFの各ファイルが別の場所にリストアされます。このチェックボックスをオンにすると、リストア場所の絶対パスを入力または選択するフィールドが表示されます。
      • Select server (サーバーの選択)Select server リストから、データベースのリストア先となるMS-SQLサーバーを選択します。
      • Select  instance (インスタンスの選択) [ Select instance ] リストで、選択したMS-SQLサーバーのインスタンスを選択します。これがデータベースのリストア先となります。
      • Restore location (リストア場所):[ Restore location ] ボックスで、リストア場所の絶対パスを入力または選択します。 Restore MDF, LDF, NDF files at different locations ] チェックボックスをオンにした場合、このフィールドは表示されません。  
    • [ After restore, leave databases in, ]  で、次のいずれかを選択します。
      • Recovery mode (リカバリモード):このモードでは、Phoenixはコミットされていないすべてのトランザクションをロールバックし、データベースを使用可能 (Ready) 状態にします。また、リストアされたすべてのデータセットがデータベースと一致していることを確認し、矛盾がある場合はエラーを報告します。
      • No recovery mode (リカバリなしモード):このモードでは、Phoenixはコミットされていないトランザクションをロールバックしません。データベースはこの操作不可 (no-recovery) 状態では使用できません。このモードは、データベースのバックアップと複数のトランザクションログのリストア、または複数のRESTOREステートメントが必要な場合に使用されます。
      • Standby mode (スタンバイモード):このモードでは、Phoenixはトランザクションログリストア時の読み取り専用アクセス用にデータベースを立ち上げられるようにします。このモードは、ウォームスタンバイサーバーの場合や特別な復旧状況でログリストア時にデータベースを検査するために使用されます。このモードを選択した場合は、[ Specify Location ボックスでトランザクションログをリストアする場所のフルフォルダーパスを指定します。 
    リストアジョブが完了すると、Phoenixはデータベースを選択されたモードにします。
  10. [ Finish ] クリックします。

元のデータベースを置き換え

  1. Phoenix管理コンソールにログインします。
  2. メニューバーで、[ All Organization ] をクリックし、ドロップダウンリストから組織を選択します。
  3. メニューバーで、[ Protect ] > [MS-SQL Servers ] の順にクリックします。 
  4. [ All SQL Resources ] タブで、リストアするバックアップセットが含まれるインスタンスまたは可用性グループをクリックします。  
  5. サーバー ページで、リストアするバックアップセットの [ Restore ] > [ Snapshot Restore ] をクリックします[ Restore ] ダイアログが表示されます。スタンドアロンインスタンスのバックアップセットのスナップショットタイムスタンプは、サーバーのタイムゾーンで表示されます。たとえば、ニューヨークとロンドンにあるサーバーの場合、タイムスタンプはそれぞれESTとUTCのタイムゾーンで表示されます。AGのバックアップセットのスナップショットタイムスタンプは、バックアップセットの作成中に設定されたタイムゾーンで表示されます。 
  6.  左側のペインで、スナップショットを1つ選択します。
    • ホットスナップショット:左側のペインで [ Hot 展開し、リストアするスナップショットをクリックします。
    • ウォームスナップショット:左側のペインで [ Warm ] を展開し、リストアしたいスナップショットをクリックします。 
    • 解凍済みスナップショット:左側のペインで [ Thawed ] を展開し、リストアするスナップショットをクリックします。  
  7. 右側のペインでインスタンスとインスタンス内のデータベースを選択し、[ Restore ] をクリックします。    
  8. [ Restore from snapshot ] ページで、[ Restore to original SQL server instance ] をクリックし、 [ Next ] をクリックします。
  9. [ Restore to original SQL server ] セクションで、以下を行います
    • [ Replace original databaseを選択し、以下の情報を入力します
    • [ After restore, leave databases in, ]  で、次のいずれかを選択します。
      • Recovery mode (リカバリモード):このモードでは、Phoenixはコミットされていないすべてのトランザクションをロールバックし、データベースを使用可能 (Ready) 状態にします。また、リストアされたすべてのデータセットがデータベースと一致していることを確認し、矛盾がある場合はエラーを報告します。
      • No recovery mode (リカバリなしモード):このモードでは、Phoenixはコミットされていないトランザクションをロールバックしません。データベースはこの操作不可 (no-recovery) 状態では使用できません。このモードは、データベースのバックアップと複数のトランザクションログのリストア、または複数のRESTOREステートメントが必要な場合に使用されます。
      • Standby mode (スタンバイモード):このモードでは、Phoenixはトランザクションログリストア時の読み取り専用アクセス用にデータベースを立ち上げられるようにします。このモードは、ウォームスタンバイサーバーの場合や特別な復旧状況でログリストア時にデータベースを検査するために使用されます。このモードを選択した場合は、[ Specify Location ボックスでトランザクションログをリストアする場所のフルフォルダーパスを指定します。  
    リストアジョブが完了すると、Phoenixはデータベースを選択されたモードにします。
  10. [ Finish ] クリックします。

:シンボリックリンクとマウントされたフォルダは、フォルダ構造に表示されません。サーバーがPhoenix Cloudに接続されていない場合、Phoenixはフォルダー構造データを取得できません。リストアを開始するには、リストア先への絶対パスを入力する必要があります。サーバーがPhoenixクラウドに接続されるまでリストア操作は保留 (Pending) 状態のままで、接続後にのみ開始されます。

別のMS-SQLサーバーインスタンスへのデータベースのリストア

  1. Phoenix管理コンソールにログインします。
  2. メニューバーで、[ All Organization ] をクリックし、ドロップダウンリストから組織を選択します。
  3. メニューバーで、[ Protect ] > [MS-SQL Servers ] の順にクリックします
  4. [ All SQL Resources ] タブで、リストアするバックアップセットが含まれるインスタンスまたは可用性グループをクリックします。 
  5. サーバー ページで、リストアするバックアップセットの [ Restore ] > [ Snapshot Restore ] をクリックします[ Restore ] ダイアログが表示されます。スタンドアロンインスタンスのバックアップセットのスナップショットタイムスタンプは、サーバーのタイムゾーンで表示されます。たとえば、ニューヨークとロンドンにあるサーバーの場合、タイムスタンプはそれぞれESTとUTCのタイムゾーンで表示されます。AGのバックアップセットのスナップショットタイムスタンプは、バックアップセットの作成中に設定されたタイムゾーンで表示されます。 
  6.  左側のペインで、スナップショットを1つ選択します。
    • ホットスナップショット:左側のペインで [ Hot 展開し、リストアするスナップショットをクリックします。
    • ウォームスナップショット:左側のペインで [ Warm ] を展開し、リストアしたいスナップショットをクリックします。 
    • 解凍済みスナップショット:左側のペインで [ Thawed ] を展開し、リストアするスナップショットをクリックします。   
  7. 右側のペインでインスタンスとインスタンス内のデータベースを選択し、[ Restore ] をクリックします。  
  8. [ Restore from snapshot ] ページで、[ Restore to alternate SQL server instance ] をクリックし、 [ Next ] をクリックします
  9. [ Restore to alternate SQL server instanceセクションで以下の情報を入力します
    • Restore MDF, LDF, NDF files at different locations (MDF, LDF, NDFファイルを別の場所にリストア) このチェックボックスをオンにすると、MDF、LDF、およびNDFファイルが別の場所にリストアされます。このチェックボックスをオンにすると、リストア場所への絶対パスを入力または選択できるフィールドが表示されます。
    • Restore MDF, LDF, NDF files at different locations (MDF、LDF、NDFファイルを別の場所にリストア)このチェックボックスをオンにすると、MDF、LDF、NDFの各ファイルが別の場所にリストアされます。このチェックボックスをオンにすると、リストア場所の絶対パスを入力または選択するフィールドが表示されます。
    • Select server (サーバーの選択)Select server リストから、データベースのリストア先となるMS-SQLサーバーを選択します。
    • Select  instance (インスタンスの選択) [ Select instance ] リストで、選択したMS-SQLサーバーのインスタンスを選択します。これがデータベースのリストア先となります。
    • Restore location (リストア場所)[ Restore location ] ボックスで、リストア場所の絶対パスを入力または選択します。[ Restore MDF, LDF, NDF files at different locations ] チェックボックスをオンにした場合、このフィールドは表示されません。 
    • [ After restore, leave databases in, ]  で、次のいずれかを選択します。
      • Recovery mode (リカバリモード):このモードでは、Phoenixはコミットされていないすべてのトランザクションをロールバックし、データベースを使用可能 (Ready) 状態にします。また、リストアされたすべてのデータセットがデータベースと一致していることを確認し、矛盾がある場合はエラーを報告します。
      • No recovery mode (リカバリなしモード):このモードでは、Phoenixはコミットされていないトランザクションをロールバックしません。データベースはこの操作不可 (no-recovery) 状態では使用できません。このモードは、データベースのバックアップと複数のトランザクションログのリストア、または複数のRESTOREステートメントが必要な場合に使用されます。
      • Standby mode (スタンバイモード):このモードでは、Phoenixはトランザクションログリストア時の読み取り専用アクセス用にデータベースを立ち上げられるようにします。このモードは、ウォームスタンバイサーバーの場合や特別な復旧状況でログリストア時にデータベースを検査するために使用されます。このモードを選択した場合は、[ Specify Location ボックスでトランザクションログをリストアする場所のフルフォルダーパスを指定します。 
      リストアジョブが完了すると、Phoenixはデータベースを選択されたモードにします。バージョン4.7.5以前のPhoenixクライアントでは、No recoveryおよびStandbyモードが無効にされます。
  10. [ Finish ] クリックします。 

可用性グループへのデータベースのリストア

Phoenixを使用して、リストアしたデータベースをAG (可用性グループ) に追加できます。データベースがリストアされ、AG内のすべてのプライマリノードとセカンダリノードに複製されます。この機能を使用するには、Phoenixエージェントをバージョン4.7.6以降にアップグレードしてください。AGのすべてのノードのファイル構造が同じ場合にのみ、データベースをAGに追加できます。たとえば、あるノードに存在するドライバは、AGの他のノードにも存在する必要があります。

  1. Phoenix管理コンソールにログインします。 
  2. メニューバーで、[ All Organization ] をクリックし、ドロップダウンリストから組織を選択します。
  3. メニューバーで、[ Protect ] > [MS-SQL Servers ] の順にクリックします
  4. [ All SQL Resources ] タブで、リストアするバックアップセットが含まれるインスタンスまたは可用性グループをクリックします。 
  5. サーバー ページで、リストアするバックアップセットの [ Restore ] > [ Snapshot Restore ] をクリックします[ Restore ] ダイアログが表示されます。スタンドアロンインスタンスのバックアップセットのスナップショットタイムスタンプは、サーバーのタイムゾーンで表示されます。たとえば、ニューヨークとロンドンにあるサーバーの場合、タイムスタンプはそれぞれESTとUTCのタイムゾーンで表示されます。AGのバックアップセットのスナップショットタイムスタンプは、バックアップセットの作成中に設定されたタイムゾーンで表示されます。 
  6.  左側のペインで、スナップショットを1つ選択します。
    • ホットスナップショット:左側のペインで [ Hot 展開し、リストアするスナップショットをクリックします。
    • ウォームスナップショット:左側のペインで [ Warm ] を展開し、リストアしたいスナップショットをクリックします。 
    • 解凍済みスナップショット:左側のペインで [ Thawed ] を展開し、リストアするスナップショットをクリックします。 
  7. 右側のペインでインスタンスとインスタンス内のデータベースを選択し、[ Restore ] をクリックします。  
  8. 次のセクションで、[ Restore to Availability Group  を選択し、[ Next ] をクリックします。 
  9. Restore to Availability Group ] セクションで以下の情報を入力します
    • Restore MDF, LDF, NDF files at different locations (MDF, LDF, NDFファイルを別の場所にリストア)このチェックボックスをオンにすると、MDF、LDF、およびNDFファイルが別の場所にリストアされます。このチェックボックスをオンにすると、リストア場所への絶対パスを入力または選択できるフィールドが表示されます。
    • Select Availability Group (可用性グループの選択)[ Select Availability Group ] リストから、データベースをリストアするAGを選択します。AGが構成されていないか、構成されたAGのクライアントバージョンが古い場合、データベースをAGにリストアすることはできません。 
    • Restore location (リストア場所):[ Restore location ] ボックスで、リストア場所の絶対パスを入力または選択します。[ Restore MDF, LDF, NDF files at different locations ] チェックボックスをオンにした場合、このフィールドは表示されません SQL Server 2016以降のバージョンでは、AGの自動シーディング機能がサポートされています。この機能を使用すると、リストアしたデータベースをAG内のすべてのノードに自動的に複製できます。自動シーディング機能が設定で有効になっている場合は、Restore with automatic seeding チェックボックスをオンにすることを推奨しますそれ以外の場合は、AG内のノード間でデータベースを手動で複製するために、共有ネットワークの場所を指定できます。 
    • Restore with automatic seeding (自動シーディングでリストア)Restore with automatic seeding ] チェックボックスをチェックして、自動的AG内のすべてのノードにリストアされたデータベースを複製します。このチェックボックスをオンにするとShared Network Location] フィールドの表示がページから消えます。SQL Server 2016以降のバージョンでこのオプションを使用できます。SQL Server 2012およびSQL Server 2014の場合、共有ネットワークの場所を指定して、AG内のすべてのノードにデータベースを手動で複製する必要があります。
    • Shared Network Location (共有ネットワークの場所)Shared Network Location ボックスで、ネットワーク内の場所への絶対パスを入力または選択してAG内のプライマリノードとセカンダリノード間でデータベースを同期させます。この共有ネットワークの場所が、AG内のすべてのノードからアクセス可能であることを確認してください。Shared Network Location   フィールドは、SQL Server 2012およびSQL Server 2014では必須フィールドですが、SQL Server 2016ではオプションフィールドです。[ Restore with automatic seeding チェックボックスが有効になっている場合、このフィールドは表示されません。 
  10. [ Finish ] クリックします。

データベースファイルのリストア

  1. Phoenix管理コンソールにログインします。 
  2. メニューバーで、[ All Organization ] をクリックし、ドロップダウンリストから組織を選択します。
  3. メニューバーで、[ Protect ] > [MS-SQL Servers ] の順にクリックします
  4. [ All SQL Resources ] タブで、リストアするバックアップセットが含まれるインスタンスまたは可用性グループをクリックします。 
  5. サーバー ページで、リストアするバックアップセットの [ Restore ] > [ Snapshot Restore ] をクリックします[ Restore ] ダイアログが表示されます。スタンドアロンインスタンスのバックアップセットのスナップショットタイムスタンプは、サーバーのタイムゾーンで表示されます。たとえば、ニューヨークとロンドンにあるサーバーの場合、タイムスタンプはそれぞれESTとUTCのタイムゾーンで表示されます。AGのバックアップセットのスナップショットタイムスタンプは、バックアップセットの作成中に設定されたタイムゾーンで表示されます。 
  6.  左側のペインで、スナップショットを1つ選択します。
    • ホットスナップショット:左側のペインで [ Hot 展開し、リストアするスナップショットをクリックします。
    • ウォームスナップショット:左側のペインで [ Warm ] を展開し、リストアしたいスナップショットをクリックします。 
    • 解凍済みスナップショット:左側のペインで [ Thawed ] を展開し、リストアするスナップショットをクリックします。 
  7. ユーザーまたはデータベースを選択し、[ Restore ] をクリックします
  8. [ Restore from snapshot ] ページで、Restore database files ] をクリックし、 [ Next ] をクリックします。 
  9. Restore database files ] セクションで以下の情報を入力します
    • Restore MDF, LDF, NDF files at different locations (MDF、LDF、NDFファイルを別の場所にリストア)このチェックボックスをオンにすると、MDF、LDF、NDFの各ファイルが別の場所にリストアされます。このチェックボックスをオンにすると、リストア場所の絶対パスを入力または選択するフィールドが表示されます。
    • Select server (サーバーの選択)Select server リストから、データベースのリストア先となるインスタンスをクリックします。MS-SQLサーバーとして構成したサーバーが、元のサーバーと共にこのリストに表示されます。
    • Restore location (リストア場所)[ Restore location ] ボックスで、リストア場所の絶対パスを入力または選択します。[ Restore MDF, LDF, NDF files at different locations ] チェックボックスをオンにした場合、このフィールドは表示されません 
  10. [ Finish ] クリックします。

シンボリックリンクとマウントされたフォルダは、フォルダ構造に表示されません。サーバーがPhoenix Cloudに接続されていない場合、Phoenixはフォルダー構造データを取得できません。リストアを開始するには、リストア先への絶対パスを入力する必要があります。サーバーがPhoenixクラウドに接続されるまでリストア操作は保留 (Pending) 状態のままで、接続後にのみ開始されます

データベースファイルをリストアした後、以下を行います。

  1. システムデータベースファイルをC:\Program Files\Microsoft SQL Server\<インスタンス名> \MSSQL\DATAにコピーします  
  2. データベースのマッピングを決定するには  database_files.txt  ファイルを使用します。リストアしたデータベースをインスタンスに接続します。一連の手順については、Microsoftライブラリのこの記事参照してください  

MS-SQLサーバーデータベースのスナップショットリストアのワークフロー

以下に、インスタンスまたはAGのデータベースのスナップショットリストアを起動したときのリストアジョブの手順について説明します。

手順 操作

1

管理者がリストアを開始します。 

2

Phoenixは、Phoenixエージェントが実行されているかどうかを確認します。 

  • エージェントが実行中の場合、Phoenixはリストア操作を実行します。
  • エージェントが実行されていない場合、Phoenixはリストア要求をキューに入れます。このリクエストは、MS-SQLサーバー上のPhoenixエージェントが起動開始された後に実行されます。
3 Phoenixはリストア先(元のインスタンスまたは別のMS-SQLサーバー)を検証します。 

4

Phoenixは、リストア先がドライブではないかを検証します。たとえば、D:\ へのリストアは失敗します。 

:リストア場所はドライブではなく、サブフォルダとして設定します(例:D:\ThisFolder)。  

5 Phoenixは、リストアが開始されたインスタンスが使用可能かどうかを検証します。 
6 Phoenixは、リストア用のデータベースが利用可能かどうかを検証します。 
7 Phoenixはリストア先で利用可能な空き容量をチェックします。 

8

Phoenixは、リストア対象のファイルセットを識別することによってリストア操作を開始します。Phoenixはファイルセットをリストア先に順次ダウンロードします。ファイルセット(複数のデータベースに属するデータが含まれている可能性がある)内で、Phoenixは異なるデータベースに属するファイルの同時ダウンロードを実行します。ファイルセットのダウンロードが完了すると、Phoenixは次のファイルセット(1つ以上のデータベースに属するデータも含む可能性があります)をリストア先にダウンロードします。

9

リストアには、"<宛先パス>\<スナップショット>\<リクエストID>\<ファイルセット>\<実際のファイル>" という構文を使用します。<Request ID>フォルダは、各リストア要求を一意に識別します。

10

さらに、Phoenix  は D:\restore\<スナップショット>\<リクエストID> database_files.txtファイルを作成します。このファイルには、データベースファイルのデータベースへのマッピング方法、およびデータベースのインスタンスへのUnicode形式のマッピング方法の詳細が含まれています。 

11

指定した場所で、Phoenixはデータベースをrst_ <データベース名>としてリストアします。ただし、Phoenixがその場所にrst_ <Database Name>がすでに存在することを検出した場合、データベース名に増分カウンタが追加されます。たとえば、データベースDBのリストア時に、Phoenixが前回のリストア操作でrst_DBを見つけた場合、データベースDBはrst_DB_1という名前でリストアされます。カウンタは、既存のリストアデータセットが発生するたびに1ずつ増加します。
12 AGにリストアする場合、PhoenixはAGのすべてのセカンダリノードで手順9を繰り返します。Phoenixはユーザーが提供した共有ネットワークの場所にデータベースをバックアップし、リストアされたデータベースはAGのすべてのプライマリノードとセカンダリノードに複製されます。 

13

リストアが完了したら、

  1. [ Recovery mode ] を選択した場合、データベースは指定したインスタンスに対してアクティブになります。 
  2. [ No recovery mode ] を選択した場合、データベースは指定したインスタンスに対して「リストア中」と表示されます。
  3.  [ Standby mode to allow restore of additional transaction logs ] (追加のトランザクションログのリストアを許可するスタンバイモード) を選択した場合、データベースは指定したインスタンスに対してスタンバイ/読み取り専用として表示されます。 
  4. [可用性グループにリストア]が選択されている場合、データベースはAGのすべてのノードで同期されているものとして表示されます。
 
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