ファイルやフォルダーのリストアについて
Phoenix Editions: Business
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ファイルサーバーのリストアで知っておくべきこと
ファイルサーバーのリストアについて知っておくべき点を以下に説明します。
- ホットスナップショットは、 Configure Phoenix CloudCache設定時に指定した期間、Phoenix CloudCacheに保存されます。
- グループ管理者の場合、管理するサーバーグループに属するサーバーにのみデータをリストアできます。クラウド管理者は、すべてのサーバーグループのサーバーにデータをリストアできます。
- ソースサーバーと同じオペレーティングシステムのサーバーにのみ、データをリストアできます。
- リストア時にネットワーク接続で障害が発生した場合、PhoenixエージェントはPheonixクラウドへの接続を試みます。ネットワーク接続が復元された後、Phoenixエージェントは中断された状態からリストアを再開します。
- リストア時にサーバーを再起動するかリブートすると、リストア操作は中止されます。
- 同じ場所にデータをリストアすることを選択すると、その場所の既存データが上書きされます。
- スナップショットのタイムスタンプは、サーバーのタイムゾーンに従って表示されます。たとえば、ニューヨークとロンドンにあるサーバーの場合、タイムスタンプはそれぞれESTとUTCタイムゾーンに従って表示されます。
- ネットワーク割り当てドライブへのリストアはサポートされません。
- 進行中のリストアおよびスケジュールされたバックアップ中にクライアントマシンが再起動した場合、ジョブ要求はクライアントマシンに存在しない可能性があります。
- Windowsの場合
- 以下のファイル属性がサポートされます:
- Read only
- Content Not indexed.
- すべてのACL (アクセスコントロールリスト) は復元されます
- 以下のファイル属性がサポートされます:
- Linuxの場合
- ファイル所有者、グループ、ユーザーのファイルアクセス許可は復元されます。
- ファイル属性はサポートされません。
- ACL権限はサポートされません。
- ファイルとフォルダに対する次の特別なアクセス許可はサポートされません。
- Setgid
- Sticky bit
- Setuid
- バージョン4.6.8以降では、Phoenixは空のフォルダをバックアップまたはリストアすることができます。アップグレード後、USNジャーナルが有効になっているファイルサーバーエージェントは以下を行います。
- 最終バックアップ前に作成された空のフォルダとクライアントのアップグレード前に作成された空のフォルダはバックアップされません。これら空のフォルダのバックアップについてはDruvaサポートにお問い合わせください。
- 最終バックアップ後に作成された空のフォルダで、クライアントのアップグレード前に作成されたものはバックアップされます。
UNC共有がバックアップとして設定されているWindowsファイルサーバーエージェントは、アップグレードの前または後に作成されたUNC共有内の空のフォルダはバックアップおよびリストアします。
Linuxファイルサーバーエージェントがアップグレードされた後は、アップグレードの前と後に作成された空のフォルダはバックアップおよびリストアされます。
- バックアップとリストアは同じエージェント上で同時に実行できます。
- 混在したワークロードの場合、ファイルサーバーとMS-SQLサーバーのリストアを同時に開始することはできません。個々のワークロードのリストアが完了するまで待つ必要があります。
- ファイルサーバーで別のリストアが進行中のときに、ファイルサーバーのリストア要求を実施すると、実施されたリストア要求がキューに入れられます。
- MS-SQLサーバーのリストアが進行中のときに、ファイルサーバーのリストア要求を実施すると、ファイルサーバーのリストア要求は実施されず、次のエラーメッセージが表示されます。
- バージョン4.6.9より前のファイルサーバーエージェントは、バックアップとリストアの要求を同時に実行できません。バックアップ実行中にリストア要求が開始されると、次のメッセージが表示されます。
- Cancel Backup and Start Restore オプションを選択すると、進行中のバックアップはキャンセルされ、ジョブページに PHOENIX247 エラーが表示されます。実施されたリストア要求は処理されます。
- Start Restore After Backup is Finished オプションを選択すると、実施されたリストア要求がキューに入れられます。
- バージョン4.6.9より前のファイルサーバーエージェントでは、リストア進行中に実施されたバックアップ要求はキューに入れられます。
- フルスキャンのリストアは
アイコンで表示されます。
同一ファイルサーバー上でのリストア手順
新規ファイルサーバー上でのリストア手順
ファイルサーバーのリストア手順
手順 | 操作 |
---|---|
Step 1 |
管理者がリストア操作を要求します。 データを元の場所か別の場所にリストアすることができます。別の場所は、同じサーバー上の異なるパスか、異なるサーバーの異なるパスが指定できます。 選択したファイルサーバーの復元ポイントに対してリストアが実行される宛先サーバーを選択できます。たとえばWindowsリストア用にはWindowsサーバーが、Linuxリストア用にはLinuxサーバーとなります。 |
Step 2 |
PhoenixはPhoenixエージェントが動作しているかをチェックします。
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Step 3 |
Phoenixはリストア先を検証します。 |
Step 4 |
Phoenixはリストア先で使用可能な空き容量をチェックします。 |
Step 5 |
Phoenixはリストアするファイルセットを特定します。 |
Step 6 |
Phoenixはリストア操作を開始し、ファイルセットをリストア先に順次ダウンロードします。 |
Note: ファイルサーバーのリストアに関する詳細は Restore a File server to the same server, Restore the File server to a different server.を参照してください。