サーバー、サーバーグループ、ポリシーについて
サーバーとバックアップセットについて
登録済みのサーバーをバックアップ対象として構成する前に、設定手順を理解することが重要です。サーバーを構成するときは、次の操作を行います。
- 管理グループにサーバーを割り当てる
- バックアップセットを作成してサーバーに適用する
サーバー
サーバー (または登録済みサーバー) は、Phoenixエージェントがインストールされ、ファイルやフォルダーが置かれたコンピューターです。サーバーは、選択した組織の配下に登録されます。
管理グループ
管理グループは、何か共通なものを持つサーバー群の論理的な分類です。たとえば、1つの地域にあるサーバーを1つのグループに割り当てることができます。同様に、同じオペレーティングシステムを持つサーバーは別のグループに割り当てることができます。
管理グループを使用すると、サーバーを整理して管理しやすくできます。グループ内のサーバーを管理するには、グループ管理者を割り当てます。管理グループを作成してサーバーを割り当てることが必須です。
バックアップセット
バックアップセットは以下を定義します。
- ワークロードが何か
- 何をバックアップするか
- バックアップされたデータ (スナップショット) を保存する場所
- いつバックアップするか
バックアップ対象にサーバーを構成する場合、バックアップセットを作成し、それをサーバーに適用します。ワークロードでファイルやフォルダーを保存する場合、バックアップセット作成時に以下を行います。
- バックアップセットの種類を選択します。
ここでは、 Files を選択します。 - ストレージの場所を選択します。
- バックアップしたいサーバー上のファイルとフォルダーを指定するコンテンツルールを作成します。
- バックアップポリシーでバックアップスケジュールを指定します。
- バックアップポリシーで保存期間を定義します。
登録済みサーバーに対してバックアップセットを作成すると、サーバーはバックアップ対象として構成され、エージェントはコンテンツルールとバックアップポリシーに基づいてファイルやフォルダーを自動的にバックアップします。
1つのサーバーに複数のバックアップセットを作成できます。
コンテンツルール
バックアップセット内のコンテンツルールは、バックアップする対象を指定します。コンテンツルールを作成するとき、ファイルの種類とフォルダーを選択します。デフォルトでは、Phoenixでは特定のファイル種別とフォルダーが含まれているコンテンツルールが提供されます。また、カスタム コンテンツルールを作成して名前を付けて保存し、後で作成する別のバックアップセットでも使用することもできます。あるサーバー用にカスタムコンテンツを定義した場合、保存しない限り別のサーバー用として再利用することはできません。
バックアップポリシー
バックアップポリシーにより、サーバー向けのバックアップジョブを実行する時間、エージェントが使用できる帯域、スナップショットまたはログバックアップの保持期間が指定されます。ファイルサーバーの場合、バックアップポリシーによって以下が定義されます。
- バックアップに包含または除外するファイルやフォルダー
- バックアップジョブが起動される時間
- エージェントがバックアップジョブ実行時に利用可能な帯域
- スナップショットを保持する期間
- プレおよびポストのカスタムスクリプト設定
サーバーの構成
最初のサーバーを構成する場合、登録したサーバーに以下を適用する必要があります。
- 管理グループの作成
- バックアップセットの作成
- コンテンツルールの作成
- バックアップポリシーの作成
作成する管理グループ、バックアップセット、バックアップポリシーは、サーバーを登録する組織に固有のものです。サーバーを構成 (configure a server) するとき、新しい管理グループと新しいポリシーを作成することができます。さらに、管理グループ、コンテンツルール、バックアップポリシーを事前に作成し、バックアップ対象サーバーを構成するときに使用することができます。