ファイルサーバーのよくある質問
Phoenix Editions: Business
Enterprise
Elite
質問と回答
- ►Phoenixファイルサーバーの導入方法を教えてください。
-
ライセンス購入後、ファイルサーバーに対してPhoenixエージェントを導入する必要があります。詳細については Phoenixファイルサーバーエージェントの導入を参照してください。
►Druvaはファイルサーバーのどのサーバーオペレーティングシステムをサポートしますか?-
Druvaはファイルサーバー向けにWindowsとLinuxのオペレーティングシステムをサポートします。オペレーティングシステムのサポートに関する詳細は ファイルサーバーのサポートマトリックスを参照してください。
►Druvaはファイルサーバーのどのファイル種別をデフォルトでサポートしますか?-
Phoenixは設定不要でいくつかのファイル種別をサポートします。Phoenixがバックアップするすべてのファイル一覧はデフォルトのバックアップファイル種別を参照してください。
►Phoenixはファイルサーバー上でどのようなバックアップを実行しますか?-
サーバーの初回バックアップはフルバックアップです。その後、Phenixはすべてのファイルサーバーで差分バックアップを行います。
►ファイルサーバーをバックアップするための設定方法を教えてください。-
ファイルサーバーをバックアップする準備は簡単です。どのように行うかは、ファイルサーバーの初期設定を参照してください。
►ファイルサーバーの設定前に何を知っておく必要がありますか?-
ファイルサーバーを設定する前に、ファイルサーバー設定のチェックリストを一読することを推奨します。このチェックリストは使用環境に最適な設定を行うのに役立ちます。
►Phoenixはバックアップから何を除外しますか?-
デフォルトではア、Phoenixはバックアップ対象からいくつかのファイいる種別を除外します。Phoenixが除外するすべてのファイル一覧は デフォルトの除外フォルダを参照してください。
►データはどのようにバックアップまたはリストアされますか?-
ファイルサーバーのバックアップ方法についてはファイルサーバーのバックアップを参照してください。ファイルサーバー―のリストア方法についてはファイルサーバーのリストアを参照してください。
►Phoenixはどのようにファイルサーバーデータをバックアップまたはリストアしますか?-
- バックアップ時の手順について理解するにはファイルサーバーのバックアップ手順を参照してください。
- Phoenixによるファイルサーバーデータのリストア方法を知るにはファイルサーバーのリストア手順を参照してください。
►バックアップジョブを手動で行いたいですが、どのようにできますか?-
サーバーの設定後、Phoenixは構成時に設定したバックアップポリシーに従ってサーバーのバックアップを実行します。
スケジュールされたバックアップに加えて、バックアップをいつでも開始できます。手動バックアップが完了すると、ファイルサーバーの次回バックアップはバックアップポリシーで定義されたスケジュールが適用されます。
手順
- Phoenix管理コンソールにログインします。
- メニューバーで All Organizations をクリックし、ドロップダウンリストから組織を選択します。
- メニューバーで Servers をクリックします。
- Configured タブをクリックします。
- Name 列でサーバー名をクリックします。
- Backup Now をクリックします。
Note: Backup Overviewページの各サーバーの Last Backup Time エントリはサーバーのタイムゾーンに従います。たとえば、サーバーがニューヨークとロンドンにある場合、 タイムスタンプはそれぞれはニューヨーク時間 (EST) とロンドン時間 (UTC) に従います。
Note: 最初のBackup Nowは、ファイルサーバーとMS-SQLサーバーのフルバックアップを開始します。その後のBackup Now要求では、ファイルサーバーのフルバックアップとMS-SQLサーバーの差分バックアップが開始されます。
差分バックアップについての詳細はDifferential backupsを参照してください。
►スマートスキャン復元ポイントとフルスキャン復元ポイントはどのように区別しますか?-
フルスキャン復元ポイントには
アイコンがついています。
►スマートスキャンを有効にしましたが、月の中旬でデータをリストアするとき、どのACLがリストアされますか?-
ファイルサーバーで2回バックアップした後に次の復元ポイントを作成する場合を考えてみましょう。
- R1 - 最初のフルバックアップ後に作成されます。
- R2 -その後のスマートスキャンによるバックアップ後に作成されます。
Phoenixは、以下のいずれかの方法でファイルデータをリストアします。
- R1の後にファイルデータが変更されない場合: Phoenix はR2からデータをリストアし、ACLは最後のフルバックアップ (R1) からリストアされます。
- R1の後にファイルデータが変更される場合: Phoenix はR2からデータとACLをリストアします。
►<selected number of> の最終月に作成/変更されたファイルのみをスキャンするオプションを有効にしている場合、スマートスキャン機能について説明してください。-
エージ (期間) によるスキャン機能を理解するために、下記例を考えてみましょう。
以下の階層を持つMAINFOLDERというフォルダーをバックアップします。
- MAINFOLDER
- fm1.txt
- fm2.txt
- SUBMAINFOLDER
- sf1.txt
- sf2.txt
- sf3.txt
- NEXTSUBFOLDER
- ns1.txt
- ns2.txt
MAINFOLDER, SUBMAINFOLDER, NEXTSUBFOLDER はフォルダーで、それ以外はすべてファイルです。
スマートスキャンで、以下のように設定しました。
また、ポリシーを以下のように設定しました。
上記設定例では、スマートスキャンには3つの条件があります。
条件 1:
- MAINFOLDER, SUBMAINFOLDER, NEXTSUBFOLDER, およびすべてのファイルは2017年1月1日に作成されました。
- ファイルやフォルダーが変更されていません。
- 4月1日に MAINFOLDER をバックアップ対象に設定しました。
設定に従って、2017年4月3日に最初のバックアップジョブが開始されます。最初のバックアップはフルバックアップであるためすべてのファイルとフォルダーがスキャンされ、エージェントはスナップショットを作成してPhoenixクラウドに保存します。チェックするものは以下です。
- MAINFOLDER が変更されたかどうか
- fm1.txt, fm2.txt と SUBMAINFOLDER が変更されたかどうか
MAINFOLDER 配下のエンティティは変更されていないため、Phoenixエージェントは4月22日にスケジュールされたフルスキャンが開始されるまでスキャンを省略します。
条件 2:
- MAINFOLDER, SUBMAINFOLDER, NEXTSUBFOLDER, fm1.txt, fm2.txt, sf1.txt, sf2.txt, sf3.txt は2017年1月1日に作成されました。
- ns1.txt と ns2.txt のファイルは2017年3月26日に作成されました。
- 4月1日に MAINFOLDER をバックアップ対象に設定しました。
設定に従って、2017年4月3日に最初のバックアップジョブが開始されます。最初のバックアップはフルバックアップであるためすべてのファイルとフォルダーがスキャンされ、エージェントはスナップショットを作成してPhoenixクラウドに保存します。ファイル ns1.txt と ns2.txt は2017年3月26日に作成されたため、これらファイルのエージは90日未満です。4月4日以降、Phoenixエージェントのスマートスキャンが MAINFOLDER をスキャンします。以下がチェックされます。
- MAINFOLDERが変更されたかどうか
- fm1.txt, fm2.txt が変更されたかどうか
- SUBMAINFOLDER が変更されたかどうか
- sf1.txt, sf2.txt, sf3.txt が変更されたかどうか
- NEXTSUBFOLDER が変更されたかどうか
- ns1.txt, ns2.txt が変更されたかどうか
ファイル ns1.txt と ns2.txt は90日未満のエージであるため、Phoenixはすべてのファイルの保存期間が90日を超えるまで、MAINFOLDER 配下全体をスマートスキャン対象に含めます。
条件 3:
- MAINFOLDER, SUBMAINFOLDER, NEXTSUBFOLDER, およびすべてのファイルは2017年1月1日に作成されました。
- 4月15日までファイルやフォルダーが変更されていません。
- 4月15日にファイル ns2.txt が変更されました。
- 4月1日に MAINFOLDER をバックアップ対象に設定しました。
設定に従って、2017年4月3日に最初のバックアップジョブが開始されます。最初のバックアップはフルバックアップであるためすべてのファイルとフォルダーがスキャンされ、エージェントはスナップショットを作成してPhoenixクラウドに保存します。4月4日から4月21日まで、のスマートスキャンが MAINFOLDER をスキャンします。以下がチェックされます。
- MAINFOLDER が変更されたかどうか
- fm1.txt, fm2.txt, SUBMAINFOLDER が変更されたかどうか
スマートスキャンのチェック対象のエンティティは90日以上変更されていないため、Phoenixエージェントはスキャンを省略します。ファイル ns3.txt に対する変更は、次回にスケジュールされたフルスキャンまで検出されません。
土曜日にフルスキャンを指定し、フルスキャンは4週間ごとにスケジュールされているため、次回のフルスキャンは2017年4月22日です。2017年4月22日は4週間の期間のうち最後の土曜日です。Phoenixエージェントは2017年4月22日 (土) にフルスキャンを開始し、ns2.txt の変更を認識します。ns2.txt、つまりNEXTSUBFOLDERに変更があるため、すべてのファイルのエージが90日以上になるまで、2017年4月24日以降毎週月曜日から金曜日までに起動されるすべてのスマートスキャンでMAINFOLDER配下全体がスキャンされます。
Note: ファイルが追加、変更、削除された場合、Phoenix はフォルダの変更を検出します。
- MAINFOLDER