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Druva

バックアップポリシーの管理

Phoenix Editions: File:/tick.png Business File:/cross.png Enterprise File:/tick.png Elite

概要

バックアップポリシーはバックアップ対象に構成された仮想マシン上で行われる自動バックアップのスケジュールを定義するルールです。バックアップポリシーを作成し、1つ以上の仮想マシンに割り当てることができます。仮想マシンにバックアップポリシーを割り当てると、仮想マシンは関連付けられたバックアップポリシーで定義されたスケジュールに従ってバックアップされます。 

バックアップポリシーの設定により、Phoenix管理者は複数のVMをまたがるデータバックアップの管理が簡単になります。

Note: バックアップ操作はバックアッププロキシプールのタイムゾーンに従います。

バックアップポリシーでは以下のパラメーターを定義します。

  • 自動バックアップの開始時刻
  • 自動バックアップを継続する期間
  • Phoenixクラウド上にスナップショットが保持される期間
  • 自動バックアップ時に仮想マシンからPhoenixクラウドにデータを転送する帯域
  • CBTとVMwareツールを自動的に設定するための設定
  • バックアップ失敗時の最大再試行回数と各再試行の間隔

本セクションの内容

ベストプラクティス

ベストプラクティスは、お客様の要件を満たすバックアップポリシーをどのように設計または作成するかについての考え方を示します。

利用環境内の仮想マシンをバックアップするために新しいバックアップポリシーを作成する場合、以下のベストプラクティスに従ってください。

  • PhoenixはSQLサーバー、ファイルサーバー、VMwareサーバーのバックアップをサポートします。Phoenix管理者はサーバー種別ごとに別々のバックアップポリシーを作成する必要があります。SQLサーバー向けのバックアップポリシー、ファイルサーバー向けのバックアップポリシー、VMwareサーバー向けのバックアップポリシーが必要です。
  • Phoenix管理者は仮想マシンの数や仮想マシンのデータ変更頻度などの条件に応じて、別々のバックアップポリシーを作成することが推奨されます。必要な数だけバックアップポリシーを作成できます。
  • バックアップポリシーのスケジュールは、次の要件ごとに変更可能です。
    • 仮想マシン上のデータ量
    • Phoenixクラウドへのデータ転送における利用可能帯域
      • 仮想マシンのデータ変更量が少ない場合、隔月にバックアップを行うバックアップポリシーを作成してこの仮想マシンに割り当てることができます。
      • 仮想マシンのデータ処理量が多い場合、週次バックアップを含むバックアップポリシーを作成できます。
  • バックアップ時に大量のデータ転送が発生する場合、平日のオフピーク時間帯に少量のデータをバックアップしながら、週末などの時間にバックアップを実行するようスケジュールすることができます。

    夜間または週末に8時間実行するバックアップポリシーを作成できます。また、3日ごとに短時間の一括バックアップ実行を定義するバックアップポリシーを構成することもできます。
  • 定期的にバックアップポリシーの設定を変更することも検討できます。

    3つの自動バックアップを含むバックアップポリシーを作成することができます。仮想マシンのデータ要件に応じて、このポリシーを後で変更して、追加のバックアップを加えることができます。

保存期間 (Retention) について

保存期間 (Retention) は、ストレージ内のバックアップスナップショットを保持するためのルールを定義します。過去のスナップショットを保持する期間を定義するために保存期間を使用します。

保存期間の主な目的は、重要度に応じて、また必要となる頻度に応じて将来のアクセス用に重要なデータを保持することです。保存期間は不要になったスナップショットを定期的にストレージから削除し、ストレージ使用率やコストを削減するようにもします。

保存期間はデータの価値とともに準拠する必要がある法的要件を考慮する必要があります。これは異なる種類のデータが異なる期間保存されることを意味します。たとえば、顧客の財務記録と設備の棚卸し記録の保持期間は異なるでしょう。

保存期間を定義するときに考慮する主な要素に以下があります。

  • 法的要件
  • ストレージ費用
  • データ種別

保存期間について知っておくべきこと

  • 保存期間はPhoenix CloudCacheおよびPhoenixクラウド上に存在するスナップショットに適用できます。
  • デフォルトの保存期間は以下に従ってスナップショットを保存します。
    • すべてのスナップショット: 60日
    • 週次スナップショット: 24週
    • 月次スナップショット: 12か月
    • 年次スナップショット: 3年
  • Phoenixは有効期限を超えたスナップショットを削除する、保持期限アルゴリズムを実行します。このアルゴリズムは解凍スナップショットを削除しません。詳細は Snapshotsを参照してください。
  • Phoenixは日にちの追跡に関してグレゴリオ暦に従います
  • 日次スナップショットに関して、Phoenixは夜12時を一日の終わりとします。
  • 週次スナップショットに関して、Phoenixは日曜日を週の終わりとします。
  • 月次スナップショットに関して、Phoenixは月の最終日の夜12時を月末とします。
  • 年次スナップショットに関して、Phoenixは一年の最終日の夜12時を年末とします。
  • Phoenix管理コンソールに表示されるスナップショット名は、バックアップが発生したサーバーのタイムゾーンでのスナップショット生成時間です。Phoenixは保存ポリシーごとにスナップショットを保持するサーバーのタイムゾーンを考慮します。
  • サーバーの保存期間設定を変更すると、Phoenixは古い保存期間設定で作成されたすべてのスナップショットを保持します。Phoenixは古いスナップショットに新しい保存期間パラメータを適用しません。Phoenixは古い保存期間設定で定義された期間、古いスナップショットを保持します。

Phoenixによる保存期間設定の使用方法

Phoenixはスナップショットを保持するためにGFS (Grandfather-Father-Son) モデルを使用します。以下のようにスナップショットを保持する期間を定義する必要があります。

  • Daily snapshots (日次スナップショット) – Phoenixは日次スナップショットで指定された日数に作成されたすべてのスナップショットを保持します。
  • Weekly snapshots (週次スナップショット) (Son) – Phoenixが保持すべき週次スナップショットの数です。Phoenixは週次スナップショットとして週の最新スナップショットを用います。
  • Monthly snapshots (月次スナップショット) (Father) – Phoenixが保持すべき月次スナップショットの数です。Phoenixは月次スナップショットとして月の最新スナップショットを用います。
  • Yearly snapshots (年次スナップショット) (Grandfather) – Phoenixが保持すべき年次スナップショットの数です。Phoenixは年次スナップショットとして年の最新スナップショットを用います。

以下は2016年9月のカレンダーです。

Mon

Tue

Wed

Thu

Fri

Sat

Sun

     

1

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バックアップポリシーの保存期間で以下の設定に指定した場合を考えてみましょう。

  • Keep all snapshots for - 7 days (すべてのスナップショットを7日間保持)
  • Keep weekly revisions for  - 4 weeks (週次スナップショットを4週分保持)
  • Keep monthly revisions for - 12 months (月次スナップショットを12カ月分保持)
  • Keep yearly revisions for - 5 years (年次スナップショットを5年分保持)

Phoenixは22:00に日次バックアップを実施し、今日が9月15日の14:00だとします。

保存ポリシーに基づき、Phoenixは以下のようにスナップショットを保持します。

  • 7 Daily snapshots (7日分のスナップショット) – サーバーAのバックアップは過去7日間、正常に行われています。設定に従い、9月14日、13日、12日、11日、10日、9日、8日のバックアップの一部として生成されたすべてのスナップショットが保持されます。9月15日には、9月8日のすべてのスナップショットが削除されます。

Note: 一日に複数回サーバーをバックアップするようPhoenixを設定している場合、Phoenixは7日間のすべてのスナップショットを保持します。

  • 4 Weekly snapshots (4週分のスナップショット) は以下のものが保持されます。
    • 9月11日
    • 9月4日
    • 8月28日
    • 8月21日

Phoenixは最も古い週次スナップショットを削除します。つまり、9月18日の4週目の期間終了時に8月21日分のスナップショットを削除します。

  • 12 Monthly snapshots (12カ月分のスナップショット) は以下のものが保持されます。
    • 8月31日
    • 7月31日
    • 6月30日
    • 5月31日
    • 4月30日
    • 3月31日
    • 2月29日
    • 1月31日
    • 2015年12月31日
    • 2015年11月30日
    • 2015年10月31日
    • 2015年9月30日

Phoenixは、2016年9月30日の12カ月周期終了時に最も古い月次スナップショットである2015年9月30日のスナップショットを削除します。

  • 5 Yearly snapshots (5年分のスナップショット) は以下のように保持されます。
    • 2015年12月31日
    • 2014年12月31日
    • 2013年12月31日
    • 2012年12月31日
    • 2011年12月31日

Phoenixは2016年12月31日の5年周期終了時に最も古い年次スナップショットである2011年12月31日のスナップショットを削除します。

Note: 実際のバックアップポリシーの設定は、仮想マシンや組織ポリシーにおけるデータ要件によって異なります。必要に応じて、バックアップポリシーを定期的に変更できます。利用環境に最適なバックアップポリシーを作成するため、データ要件と組織ポリシーを確認してください。サポートが必要な場合、 Druva Support までお問い合わせください。

バックアップポリシーの追加

仮想マシンを別々のスケジュールでバックアップするという組織の要件に基づき、新しいVMwareバックアップポリシーを追加または作成します。

Note: または既存VMwareバックアップポリシーをコピーし、必要に応じて変更することもできます。詳細についてはVMwareバックアップポリシーのコピーを参照してください。

手順

  1. Phoenix管理コンソールのメニューバーでAll Organizationsをクリックし、ドロップダウンリストから追加したい組織を選択します。
  2. Phoenix管理コンソールのメニューバーでManage > Backup Policiesをクリックします。Manage Backup Policiesページがバックアップポリシーの既存リストとともに表示されます。
  3. ページの右上にある Create New Backup Policy > VMware をクリックします。 Create New Backup Policy ウィザードが表示されます。このウィザードは以下のセクションを含みます。
    • Summary
    • Backup Schedule
    • Retention
  4. Summary タブに、新規VMwareバックアップポリシーの一般情報として以下を入力します。 
    フィールド 説明
    Name バックアップポリシーの名前を入力します。
    Description バックアップポリシーの説明を入力します。
    Nextをクリックします。
  5. Backup Schedule で、バックアップによるエンドユーザーへの影響を最小限に抑えることに留意するため以下の設定を指定します。
    フィールド 説明

    Start at

    12時間表記でバックアップを開始するオフピークの時間帯を選択します。

    Note: バックアップ操作はサーバーのタイムゾーンに従います。

    Duration

    バックアップが実施される期間を設定します。時間 (hours) 単位で入力します。

    “Start at” を01:00 AM に指定し、Durationを6 hoursに設定すると、サーバーは午前1時にバックアップを開始し、バックアップが完了していない場合でも午前7時に停止します。

    Bandwidth

    Phoenixにデータをバックアップする際、各仮想マシンが消費できる最大帯域です。
    • スケジュールバックアップの場合、ジョブは設定された帯域を消費します。
    • 手動で起動されたバックアップの場合、ジョブはネットワーク上で使用可能な帯域を消費します。
    Repeat on 指定した時刻に自動バックアップを起動する曜日を選択します。
  6. 複数のスケジュールを追加するにはAdd Moreをクリックし、作成したいスケジュール数分、手順5を繰り返します。
  7. デフォルトでは、Ignore backup duration for first backupオプションが有効化されています。このオプションを有効にすると、初回バックアップジョブでは指定されたバックアップ期間が無視されます。最初の復元ポイントが作成されると、初回バックアップジョブが完了します。このオプションを無効にすると、初回バックアップジョブのバックアップ期間を強制できます。
  8. デフォルトでは、Automatic Retryチェックボックスがチェックされています。バックアップ試行失敗時にPhoenixが自動的にリトライするようにしたい場合、チェックしたままにします。自動バックアップリトライは手順5で指定したスケジュール期間でのみ起動します。
    • Max. number of retries, にPhoenixがバックアップ失敗時に試行する回数を指定します。デフォルトではMax. number of retriesは2回に設定されています。
    • Wait interval before each retryにPhoenixがバックアップ失敗時の自動リトライで待機する時間を分単位で指定します。デフォルトでは各リトライ前のWait intervalは10分に設定されています。
  9. Backup Schedule ですべてのオプションを指定したら、Next をクリックします。 
  10. Retention タブで、以下の情報を入力します。
    フィールド 説明

    Policy Name

    保存ポリシーの名前です。

    Keep all snapshots for

    すべてのスナップショットを保持する期間 (日数) です。

    Keep weekly revisions for

    週次スナップショットを保持する期間 (週数) です。

    Keep monthly revisions for

    月次スナップショットを保持する期間 (月数) です。

    Keep yearly revisions for

    年次スナップショットを保持する期間 (年数) です。

    Next をクリックします。
  11. VMware Settingsにて、以下の選択を指定します。
    1. Auto-enable CBTチェックボックスをチェックします。DruvaはVMwareバックアップでCBT (変更ブロック追跡) を有効にすることを推奨します。CBTに関する詳細はChanged Block Trackingを参照してください。
    2. Enable VMware tools quiescingチェックボックスをチェックします。VMware tools quiescesアプリケーションは一貫性を保つためにMicrosoft VSSを使用します。詳細についてはVMware tools Quiescing を参照してください。
      Note: デフォルトではAuto-enable CBTVMware tools quiesingオプションは有効化されています。
  12. Createをクリックします。

バックアップポリシーが作成され、Manage Backup Policies ページに表示されます。詳細を表示するには、VMware仮想マシン名をクリックします。バックアップポリシーを仮想マシンに割り当てることができるようになります。

バックアップポリシーの変更

必要に応じていつでも既存のVMwareバックアップポリシーを変更することができます。バックアップスケジュールや、 Auto-enable CBTやVMware tools quiescingの選択など、設定情報を変更することができます。

バックアップポリシー概要の変更

概要を変更するには以下を行います。

  1. Phoenix管理コンソールのメニューバーでAll Organizationsをクリックし、ドロップダウンリストから変更したい組織を選択します。
  2. Phoenix管理コンソールのメニューバーでManage > Backup Policiesをクリックします。Manage Backup Policiesページがバックアップポリシーの既存リストとともに表示されます。
  3. 概要を変更したいVMwareバックアップポリシーをクリックします。バックアップポリシーの詳細が表示されます。
  4. Summary 領域で Edit をクリックします。
  5. バックアップポリシーの新しい名前と説明を入力して Save をクリックします。

VMwareバックアップポリシーのバックアップスケジュール変更

バックアップスケジュールを変更するには以下を行います。

  1. Phoenix管理コンソールのメニューバーでAll Organizationsをクリックし、ドロップダウンリストから変更したい組織を選択します。
  2. Phoenix管理コンソールのメニューバーでManage > Backup Policiesをクリックします。Manage Backup Policiesページがバックアップポリシーの既存リストとともに表示されます。
  3. スケジュールを変更したいVMwareバックアップポリシーをクリックします。バックアップポリシーの詳細が表示されます。
  4. Schedule領域で Editをクリックします。Edit Backup Policy Schedule ページが表示されます。
  5. Edit Backup Policy Schedule ページで、必要に応じて以下の情報を変更します。
    フィールド 説明

    Start at

    12時間表記でバックアップを開始するオフピークの時間帯を選択します。

    Note: バックアップ操作はバックアッププロキシのタイムゾーンに従います。

    Duration

    バックアップが実施される期間を設定します。時間 (hours) 単位で入力します。

    “Start at” を01:00 AM に指定し、Durationを6 hoursに設定すると、サーバーは午前1時にバックアップを開始し、バックアップが完了していない場合でも午前7時に停止します。

    Bandwidth

    Phoenixにデータをバックアップする際、各サーバーが消費できる最大帯域です。
    • スケジュールバックアップの場合、ジョブは設定された帯域を消費します。
    • 手動で起動されたバックアップの場合、ジョブはネットワーク上で使用可能な帯域を消費します。
    Repeat on 指定した時刻に自動バックアップを起動する曜日を選択します。
  6. 複数のスケジュールを追加するにはAdd Moreをクリックし、作成したいスケジュール数分、手順5を繰り返します。スケジュールを削除するには、スケジュールの隣にある削除アイコンをクリックします。指定されたスケジュールが1つしかない場合、削除できません。
  7. デフォルトでは、Ignore backup duration for first backupオプションが有効化されています。このオプションを有効にすると、初回バックアップジョブでは指定されたバックアップ期間が無視されます。最初の復元ポイントが作成されると、初回バックアップジョブが完了します。このオプションを無効にすると、初回バックアップジョブのバックアップ期間を強制できます。
  8. デフォルトでは、Automatic Retryチェックボックスがチェックされています。バックアップ試行失敗時にPhoenixが自動的にリトライするようにしたい場合、チェックしたままにします。自動バックアップリトライは手順5で指定したスケジュール期間でのみ起動します。
    1. Max. number of retries, にPhoenixがバックアップ失敗時に試行する回数を指定します。デフォルトではMax. number of retriesは2回に設定されています。
    2. Wait interval before each retryにPhoenixがバックアップ失敗時の自動リトライで待機する時間を分単位で指定します。デフォルトでは各リトライ前のWait intervalは10分に設定されています。
  9. Saveをクリックしてバックアップポリシーに加えた変更を保存します。

バックアップポリシーが変更された設定で保存されます。このポリシーが割り当てられた仮想マシンでは変更されたスケジュールを基にバックアップが実行されるようになります。

保存期間設定の変更

Phoenix がスナップショットを保存する期間を変更することができます。バックアップポリシーの保存期間設定は、スナップショットが保持される期間を指定します。

保存期間設定の変更手順

  1. Phoenix管理コンソールのメニューバーでAll Organizationsをクリックし、ドロップダウンリストから変更したい組織を選択します。
  2. Phoenix管理コンソールのメニューバーで Manage > Backup Policiesをクリックします。Manage Backup Policies ページが既存の保存ポリシー一覧とともに表示されます。
  3. 保存期間を変更したいバックアップポリシーをクリックします。バックアップポリシー詳細が表示されます。
  4. Retention 領域で Edit をクリックします。Edit Retention ページが表示されます。
  5. Edit Retention ページで以下の情報を変更します。
    フィールド 説明

    Keep all snapshots for

    すべてのスナップショットを保持する期間 (日数) です。

    Keep weekly revisions for

    週次スナップショットを保持する期間 (週数) です。

    Keep monthly revisions for

    月次スナップショットを保持する期間 (月数) です。

    Keep yearly revisions for

    年次スナップショットを保持する期間 (年数) です。

  6. Save をクリックしてバックアップポリシーの変更を保存します。バックアップポリシーは変更された設定で保存されます。  

VMware設定の変更

必要に応じて以下のVMware設定を変更することができます。

  • Auto-enable CBT - デフォルトでは、バックアップポリシーでCBT (変更ブロック追跡) が有効化されています。Auto-enable CBT機能は、管理者が手動で行うのではなく、Phoenixが構成済み仮想マシンのCBT (変更ブロック追跡) を自動的に有効化する方法を提供します。詳細についてはChanged Block Trackingを参照してください。
  • VMware tools quiescing - デフォルトでは、VMware tools quiescing (ツール静止) はバックアップポリシーで有効になっています。VMwareツールは仮想マシン上のゲストオペレーティングシステムのパフォーマンスを向上させ、ゲストとホストサーバー間の対話を改善するためにVMwareより提供されるオプションのドライバおよびユーティリティ群です。詳細についてはVMware tools Quiescing を参照してください。

Note: デフォルトではAuto-enable CBTとVMware tools quiesingオプションは有効化されています。

VMware設定の変更
  1. Phoenix管理コンソールのメニューバーでAll Organizationsをクリックし、ドロップダウンリストから変更したい組織を選択します。
  2. Phoenix管理コンソールのメニューバーでManage > Backup Policiesをクリックします。Manage Backup Policiesページがバックアップポリシーの既存リストとともに表示されます。
  3. VMware設定を変更したいVMwareバックアップポリシーをクリックします。バックアップポリシーの詳細が表示されます。
  4. VMware settings領域で Editをクリックします。Edit VMware settingsページが表示されます。
  5. 必要に応じて Auto-enable CBT チェックボックスをチェックするか外します。
    注意: CBTを有効化することが推奨されます。
  6. 必要に応じてEnable VMware tools quiescingチェックボックスをチェックするか外します。
  7. バックアップポリシーへの変更を保存するためSaveをクリックします。バックアップポリシーは変更した設定で保存されます。

VMwareバックアップポリシーのコピー

新規VMwareバックアップポリシーを作成し、それぞれの設定を再度定義する代わりに、既存VMwareバックアップポリシーをコピーし、要件に応じて必要なパラメーターのみを変更することができます。バックアップポリシーをコピーする場合、新しく作成されたバックアップポリシーの設定内容はコピー元のポリシーと同じになります。

前提条件

Phoenix環境で少なくとも1つの既存VMwareバックアップポリシーが定義されている必要があります。

手順

  1. Phoenix管理コンソールのメニューバーでManage > Backup Policiesをクリックします。Manage Backup Policiesページがバックアップポリシーの既存リストとともに表示されます。
  2. 表示されたバックアップポリシーからコピーを作成したいVMwareバックアップポリシーを選択します。
  3. Manage Backup Policies ページの下にあるCopyをクリックします。Copy Backup Policyウインドウが表示されます。
  4. New Backup Policy Detailsにて以下を行います。
    1. Selected backup policy に選択したコピー元のバックアップポリシー名が表示されます。
    2. New backup policy nameに新規バックアップポリシーの名前を入力します。
    3. Description領域にバックアップポリシーの説明を入力します。
  5. Copyをクリックします。

元のバックアップポリシーと同じ設定でバックアップポリシーが作成され、Manage Backup Policiesページに表示されます。詳細を表示するにはBackup Policy でポリシー名をクリックします。必要に応じて設定を変更し、保存することができます。その後、バックアップポリシーをサーバーグループに割り当てられるようになり、サーバーグループに属するVMwareサーバーのバックアップスケジュールが定義されます。

バックアップポリシーに関連付けられた仮想マシン一覧の表示

バックアップポリシーに関連付けられた仮想マシン一覧を表示するには以下を行います。

  1. Phoenix管理コンソールのメニューバーでAll Organizationsをクリックし、ドロップダウンリストから閲覧したい組織を選択します。
  2. Phoenix管理コンソールのメニューバーでManage > Backup Policiesをクリックします。Manage Backup Policiesページがバックアップポリシーの既存リストとともに表示されます。
  3. 関連する仮想マシンの一覧を表示するVMwareバックアップポリシーをクリックします。バックアップポリシー詳細が表示されます。
  4.  VMs 領域に関連する仮想マシン一覧が表示されます。
  5. 仮想マシン名をクリックして詳細を表示します。

バックアップポリシーの削除

クラウド管理者のみが、以下の条件に基づいてPhoenix環境からVMwareバックアップポリシーを削除することができます。

  • 削除するVMwareバックアップポリシーがどの仮想マシンにも関連付けられていないこと
  • 削除するVMwareバックアップポリシーがいずれかの仮想マシンに関連付けられている場合、新しいバックアップポリシーに関連付けるよう仮想マシンを編集する必要があります。仮想マシンを編集するにはバックアップ対象仮想マシンの再構成を参照してください。

前提条件 

  • クラウド管理者であること
  • 削除しようとするVMwareバックアップポリシーがどの仮想マシンにも関連付けられていないこと。

手順

  1. Phoenix管理コンソールのメニューバーでAll Organizationsをクリックし、ドロップダウンリストから削除したい組織を選択します。
  2. Phoenix管理コンソールのメニューバーでManage > Backup Policiesをクリックします。Manage Backup Policiesページがバックアップポリシーの既存リストとともに表示されます。
  3. 削除したいVMwareバックアップポリシーをクリックします。 バックアップポリシー詳細が表示されます。
  4. Remove Backup Policyをクリックします。確認のためダイアログボックスが表示されます。
  5. Yesをクリックします。

上記前提条件が満たされている場合、バックアップポリシーはPhoenixから削除されます。そうでない場合、条件を満たすために適切な措置をとり、再度試行する必要があります。

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