inSync Shareのファイル命名規則
inSync Shareファイル命名規則
inSync Shareフォルダ内のファイルおよびフォルダは、大文字と小文字を区別しません。 これは、同名のファイルを持つことはできないが、大文字と小文字が違っていれば可能であることを意味しています。 フォルダについても、同名のものは持つことはできませんが、大文字と小文字が違っていれば可能です。 次の表は、異なるファイルおよびフォルダの命名シナリオとその結果を一覧表示しています。
シナリオ | 結果 |
すでに存在しているファイル名を使ってファイルを作成しようとしますが、大文字と小文字を違えて新しいファイル名を作成します。 | inSyncは、異なる名前の新しいファイルを保存するようにメッセージを表示します。 たとえば、inSync Share内のフォルダにReadMe.txtが存在しており、同じフォルダにreadme.txtを作成しようとする場合、inSyncは新しいファイルをreadme(2).txtとして保存するようにメッセージを表示します。 |
すでに存在しているフォルダ名を使ってフォルダを作成しようとしますが、大文字と小文字を違えてフォルダ名を作成します。 | inSyncは、同じ名前を持つ既存のフォルダと新しいフォルダを合わせるようにメッセージを表示します。 たとえば、Documentationという名前のフォルダがinSync Share内のフォルダに存在しており、同じフォルダ内にdoCUmentationを作成しようとする場合、inSyncはdoCUmentationをDocumentationと合わせるようにメッセージを表示します。 |
すでに存在しているファイル名を使ってファイルをアップロードしようとしますが、inSync Webを使って大文字と小文字を違えてファイル名をアップロードします。 | inSyncは、既存のファイル内容を新しいファイルの内容で上書きします。 たとえばフォルダ内にnotes.txtが存在していて、同じフォルダにNoTes.txtをアップロードしようとする場合、inSyncはnotes.txtの内容をNoTes.txtの内容で上書きします。 |
1つはinSync Shareから、他方はinSync Webから2つのファイルを作成します。 | 両方のファイルをinSync Webを通じて確認することができます。 ただし、デバイスに同期するのは1つのファイルのみです。 |
同名のファイルが存在するときに、削除されたファイルを復元します。 | 同名のファイルが同じディレクトリに存在する場合、削除されたファイルを復元することはできません。 削除されたファイルの名前をまず変更してから復元する必要があります。 |
特殊文字の使用
inSync Shareは、特定の特殊文字を含むファイルを同期しません。 次の表は、ファイルおよびフォルダの命名シナリオとその結果を一覧表示しています。
記号の使用 | 結果 |
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無効な文字のリスト: '<'、'>'、':'、' <二重引用符>'、'|'、'?'、'*'、'\r'、'\n' | これらの特殊文字を含むファイルあるいはフォルダ名は、サーバーに同期しません。 ファイルシステムの一部がファイル名あるいはフォルダ名にこれらの文字を許可していないからです。 |
無効なプレフィクス名のリスト: '.~inSync$'、'~$'、'.~'、'~inSync$' | ファイルあるいはフォルダ名がこれらのプレフィクスのいずれかで始まる場合、これらのファイルあるいはフォルダはサーバーに同期しません。 inSync Shareがこれらの名前を一時ファイルの名前に使用しているからです。 |
無効なサフィックス名のリスト: '.tmp' | ファイルあるいはフォルダ名が .tmp終わる場合、これらのファイルあるいはフォルダはサーバーに同期しません。 これらは通常、コンピューターで作成される一時ファイルに使用されているからです。 |
無効なファイル/フォルダ名: 'desktop.ini'、'.DS_Store'、'Icon\r' | ファイルあるいはフォルダがこれらの名前のいずれかと同じである場合、これらのファイルあるいはフォルダはサーバーに同期しません。 これらがシステム特有のファイルだからです。 |
注: これらの特殊文字は、バックアップにはいかなる影響も与えません。 inSync Shareにのみ影響を持ちます。